三重で厄払いを考えたらまず押さえておきたい基礎知識
「今年、自分は厄年らしい。でも、何をどこまでしたらいいのかよく分からない。」
そんなモヤモヤを抱えたまま、気づいたら月だけが過ぎてしまっていないでしょうか。
三重に住んでいると、「厄払いなら伊勢神宮?」と考えがちですが、実際には伊勢志摩だけでなく、北勢・中勢・伊賀・東紀州それぞれの地域に、厄除けをお願いできる寺社がいくつもあります。さらに、海や山、温泉や食べ物など、「日常の中で心と体を整える」ための材料もたくさんそろっています。
このページでは、三重で厄払いを考えている人に向けて、厄年の基本的な考え方から、エリアごとの寺社の選び方、当日の服装や持ち物、初穂料の目安、そして厄払いのあとを一年かけてどう過ごすかまでを、できるだけ暮らしに近い目線でまとめました。
読み終えるころには、「どこに行くか」「何をするか」だけでなく、「これからの一年をどう整えていくか」という視点で、厄年を前向きにとらえ直せるはずです。厄年を、ただ怖がるだけの年にせず、自分と暮らしを見直すためのきっかけにしていきましょう。
厄年とは何か?三重だけの特別ルールはある?
厄年は、「この年齢は体や環境の変化が重なりやすいから、いつも以上に気をつけよう」という目印のような考え方です。占いやオカルトではなく、長い歴史の中で「人生の節目にトラブルが起こりやすい」という実感から生まれた生活の知恵だと考えられています。
一般によく紹介される厄年(数え年)は、次のようになっています。
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男性:25歳・42歳・61歳
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女性:19歳・33歳・37歳・61歳
この前後1年が「前厄」「後厄」です。ここで大事なのは、この年齢が“全国共通の絶対ルール”ではないということです。神社本庁や多くの神社の説明でも、この年齢はあくまで代表的な目安として示されています。さらに、関西を中心とした一部の神社やお寺では、4歳・13歳・70歳・80歳などを加えているところもありますし、子どもについて1歳・4歳・7歳・10歳・13歳・16歳などを節目としているところもあります。
つまり、「ネットで見た表」と「神社の境内に貼ってある表」に差があっても、どちらかが間違いとは限りません。その神社やお寺が大切にしてきた考え方が、そのまま年表になっていると考えると分かりやすいでしょう。
ここで示した年齢は、あくまで「よく使われる一般的な例」です。実際に自分や家族の厄年を確認するときは、必ず参拝する予定の神社・お寺の早見表を確認してください。それが、その場所での“正解”です。
三重県だけの特殊な厄年ルールがあるわけではなく、基本は全国で使われている考え方に沿っています。ただし、各社寺の伝統や地域の風習によって細かい違いがある、というイメージを持っておくと、情報に振り回されにくくなります。
三重で厄払いに行くか迷ったときの考え方
「厄年らしいけれど、本当に厄払いに行くべきなのか」「出身は別の県で、今は三重在住。どこでお願いするのがよいのか分からない」。こんな迷いを持つ人は少なくありません。
まず知っておきたいのは、厄払いが「必ず受けなければならない義務」ではない、ということです。多くの神社の解説でも、「厄年は人生の転機にあたる年齢なので、祈願を受けて心を引き締めるきっかけにしましょう」という程度の位置づけです。受けなかったからといって、すぐに不幸が押し寄せると決まっているわけではありません。
一方で、不安を抱えたまま一年を過ごすのも落ち着きません。そこで大切になるのが、「どこに守ってもらいたいと感じるか」と「どこなら今後も通えそうか」という二つの軸です。
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生まれ育った土地への思いが強い → 実家近くの氏神や菩提寺にお願いする
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これからの中心は今の暮らし → 現住所や職場の近くで、日常的に立ち寄れる寺社を選ぶ
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家族で節目を共有したい → 親やきょうだいが集まりやすい場所を選ぶ
三重に住んでいても、「厄払いは実家のある県の神社で」という選択は十分ありえますし、その逆もまた自然です。どちらが正しい・間違いという話ではなく、自分と家族が「ここにお世話になろう」と素直に思える場所を選ぶことが、結果的には一番の安心につながります。
伊勢神宮のような大きな社に行くかどうかも、「気持ちが向くか」「現実的に行きやすいか」で決めて構いません。「本当は行きたいけれど、距離や混雑がどうしても負担」という場合は、無理に伊勢にこだわらず、まずは近くの寺社で心を整える方が、生活とのバランスはとりやすくなります。
厄払いに行く時期はどう決めたらよい?
厄払いをいつ受けるかも、よく迷うポイントです。多くの神社・お寺では、厄除け祈願を一年中受け付けています。ただ、参拝者が集中しやすいのは、やはり正月から節分までの時期です。
時期の候補としては、おおよそ次の三つが考えやすいでしょう。
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正月〜節分のあいだ
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誕生日の前後
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仕事や家庭の予定に合わせて、行きやすい時期
正月から節分までのあいだに受けると、「新しい年を無事に過ごしたい」という思いと結びつけやすくなります。ただし、伊勢神宮や有名な神社はかなりの混雑になります。混雑が苦手な人は、三が日や大型連休を避け、平日の午前中など人が少なめの時間帯を狙うとよいでしょう。
誕生日の前後に受ける人も多くいます。この場合は、「自分の年齢が変わるタイミング」と重ねて、静かに一年を振り返る時間になりやすいのが利点です。誕生日が忙しい時期と重なる人は、前後1〜2か月くらいの幅を持たせて考えて構いません。
実際のところ、「この日でなければ効き目がない」というきびしい決まりはありません。重要なのは、あわてずに落ち着いた気持ちで参拝できる日を選ぶことです。「家族全員で行きたいから、全員の予定が合う日を優先する」といった決め方も、十分ありです。
神社とお寺の違いと、三重での選び方
厄払いと聞いて多くの人が思い浮かべるのは神社ですが、お寺でも厄除けの祈願は広く行われています。三重県内にも、厄除けで知られる神社と厄除観音として親しまれているお寺の両方があります。
ざっくりしたイメージとしては、次のような違いがあります。
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神社
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神さまに対して、これからの一年の無事や家族の安全などを祈る
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「家内安全」「交通安全」「商売繁盛」「厄除け」など、生活全体のお願いをまとめてしやすい
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お寺
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仏さまやご先祖とのつながりを意識しやすい
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過去の出来事や自分の心のゆらぎを静かに見つめ直したいときに向く
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ただし、どちらが優れているという話ではありません。家が仏教寺院との付き合いが深ければお寺で、昔から初詣に行っている神社があるならそこで、と選び方は人それぞれです。
三重での選び方のポイントとしては、次のようなものが考えられます。
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年に何度か足を運ぶイメージが持てるか
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質問がしやすい雰囲気かどうか
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車や公共交通で通いやすいかどうか
厄払いは、その年だけで終わりではありません。年末にお礼参りをしたり、別の家族が厄年を迎えたときに再び訪れたりと、何度か通う前提で考えると、「行きやすさ」も大事な要素になってきます。
家族の厄年・前厄・後厄を整理する簡単な方法
自分だけでなく、パートナー・両親・きょうだい・子どもまで意識し始めると、「誰がいつ厄年なのか分からなくなってきた」という状態になりがちです。そこで、細かい表を全部覚えようとするのではなく、「基準」と「注意点」だけ押さえる方法を紹介します。
代表的な厄年(本厄・数え年)は、次の表のように整理されます。
| 区分 | 年齢(本厄・数え年の一例) |
|---|---|
| 男性 | 25歳・42歳・61歳 |
| 女性 | 19歳・33歳・37歳・61歳 |
ここに、前後1年ずつが前厄・後厄として加わります。例えば男性42歳が本厄なら、41歳が前厄、43歳が後厄という具合です。
数え年は、「数え年 = その年の西暦 - 生まれた西暦 + 1」で計算できます。例えば、2025年に数え42歳の人は、「2025 − 生まれ年 + 1=42」なので、生まれ年は1984年ということになります。
ただし、これはあくまで代表的な例です。冒頭でも触れたように、神社によっては4歳・13歳・70歳・80歳などを厄年に含めるところもありますし、子どもの年齢を細かく区切っているところもあります。必ず参拝先の神社・お寺が掲げている年表を確認し、「この場所ではどう考えているか」を優先してください。
家族の厄年をざっくり整理したいときは、
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家族全員の生まれ年と満年齢を書き出す
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上の代表的な年齢に当てはまりそうな人に印をつける
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参拝先の年表を見ながら、「特に気をつけたい年」をマークする
という流れで十分です。「表どおりの年齢だから絶対に危ない」「表にないから何も起こらない」と考える必要はありません。心配が重なっている人や、体調に不安を抱えている人がいる年を、「家族全体で少し気をつける年」として共有しておくくらいがちょうどよいでしょう。
エリア別に見る三重の厄払いスポットの考え方
伊勢志摩エリア:伊勢神宮と周辺の社寺をどう組み合わせるか
三重で厄払いと聞いて、まず思い浮かぶのは伊勢志摩エリア、とくに伊勢神宮ではないでしょうか。伊勢神宮では、外宮と内宮それぞれの神楽殿で個人や家族の祈祷を受け付けており、お願い事の一つとして「厄祓い」もはっきり示されています。祈祷の形式は、御饌(みけ)と御神楽(おかぐら)といった種類がありますが、その中で「家内安全」や「身体健全」と並んで「厄祓い」を選ぶイメージです。
受付時間は、一般に午前8時から午後3時30分ごろまで(ご祈祷の奉仕は8時30分〜16時ごろまで)と案内されており、予約は必要なく、受付順に案内されるスタイルです。ただし、時期や行事によって時間が変わることもあるため、実際に出かける前には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
伊勢志摩まで行くなら、「どこを回るか」を先に大まかに決めておくと、当日あわてずにすみます。例えば、
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外宮で祈祷を受ける → 外宮をゆっくり参拝 → 内宮に移動して参拝だけする
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二見の海辺で朝の空気を感じる → 内宮で祈祷 → 五十鈴川沿いを散歩する
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内宮で祈祷 → 猿田彦大神を祀る神社で、進路や仕事について静かに祈る
など、いくつかのパターンが考えられます。観光も楽しみたい場合は、予定を詰め込みすぎず、「祈祷+一か所か二か所」に絞っておくと、心の余裕が生まれます。
また、伊勢志摩には伊勢神宮以外にも、古くから地域の人に親しまれてきた神社やお寺が数多くあります。小さな社の静かな雰囲気が落ち着く、と感じる人もいるでしょう。有名さで決めるのではなく、「自分が安心できるかどうか」を基準にして選ぶことが大切です。
北勢エリア:椿大神社・多度大社など車移動を前提に選ぶ
名古屋方面からのアクセスも良く、車社会の色が強い北勢エリアには、厄除けや道開きで知られる大きな神社が集まっています。
鈴鹿市の椿大神社は、伊勢国一の宮であり、道開きの神として知られる猿田彦大神を主祭神とする神社です。人生の節目や新しい挑戦のときに参拝する人が多く、厄除けや方位除けの祈祷も行われています。ご祈祷の受付時間は、午前8時ごろから午後4時ごろまでが一般的で、祈祷は8時30分ごろから随時行われます。厄除けの初穂料は3,000円以上が目安とされています。予約は不要ですが、混雑状況や時間帯は日によって変わるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。
桑名市の多度大社は、「北伊勢の総氏神」として古くから信仰を集めてきた神社です。厄除け、家内安全、交通安全などさまざまな祈願を受け付けており、ご祈祷の受付は午前9時から午後4時30分ごろまで、個人の初穂料は5,000円以上が目安とされています。ここも予約不要で随時案内されますが、やはり詳細は出かける前に公式情報で確認しておくと安心です。
北勢エリアは、車での移動を前提に考えると選択肢がぐっと広がります。
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高速道路のインターチェンジからの距離
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冬季の路面凍結や積雪の有無
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高齢の家族を乗せて行く場合の負担
こうしたポイントを踏まえ、「今後も何度か通うかもしれない」という視点で選んでおくと、長い目で見て負担が少なくなります。大きな神社だけに限定せず、自宅近くの氏神にも一度足を運び、そことのご縁も大切にしていくと安心感が増していきます。
中勢エリア:津・松阪近郊で生活圏から無理なく通える場所
津市や松阪市の周辺にも、厄除けの祈祷を受けられる寺社がいくつもあります。日常生活の圏内で通える場所を選びたい人にとって、心強いエリアです。
津市にある三重縣護國神社では、厄除祈祷や八方除祈祷など、人生の節目の祈願が行われています。個人の御祈祷料の目安は5,000円以上・10,000円以上など段階的に示されており、複数人での祈祷にも対応しています。この神社の特徴は、ご祈祷が原則予約制であることです。電話などで事前に希望日時を伝え、30分単位で枠を押さえるスタイルなので、仕事や学校の予定を調整しやすいというメリットがあります。当日でも空きがあれば受け付けてもらえることがありますが、特に土日祝や繁忙期は早めの予約が安心です。受付時間や予約方法は変更される可能性もあるため、利用前には必ず公式サイトで確認してください。
松阪市の岡寺山 継松寺は、「日本最初の厄除観音の霊場」として知られているお寺です。初午大祭の時期には、多くの厄年の人や家族が厄除けを願って訪れ、町全体がにぎわいます。駅から徒歩圏内という立地もあり、車を持たない人でも参拝しやすいのが特長です。年中を通して厄除け祈願を受け付けているので、初午の混雑を避けたい人は、あえて別の時期にゆっくり参拝するのもよいでしょう。
中勢エリアで場所を選ぶときは、「普段の生活動線からどれくらい外れるか」を意識してみてください。通勤・通学の途中や買い物のついでに立ち寄れるのであれば、お礼参りも自然と続けやすくなります。
伊賀・東紀州エリア:地元に根ざした祈りの場にお願いする
伊賀や東紀州エリアは、山や谷、海岸線など自然の表情が豊かな地域です。観光地として知られる場所もありますが、住んでいる人にとっては、何よりも生活の中で見守ってくれる神社やお寺の存在が大きいでしょう。
このエリアには、全国的な知名度はそれほど高くなくても、地域で長く愛されてきた社寺がいくつもあります。熊野古道伊勢路沿いの小さな社や、城下町の一角にひっそりとたたずむお寺など、派手さはありませんが「暮らしと祈りが近い」場所が多いのが特徴です。
ホームページがない神社や、厄除け専用の案内が出ていないお寺も少なくありません。その場合は、
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まず通常どおり参拝する
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社務所や寺務所が開いていれば、「厄年なのでお祓いを受けたいのですが」と相談してみる
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可能であれば日程や初穂料を教えてもらい、その場で予約するか、改めて出直す
という流れで、ゆっくり進めていくのがよいでしょう。地元の人だけが知っている風習などを教えてもらえることもあり、その土地で暮らす安心感が増していきます。
伊賀や東紀州に住んでいる人が、わざわざ遠方まで出かける必要はありません。もちろん伊勢や北勢の大きな神社に行くのも良いのですが、「日常の中の祈りの場」を大切にすることが、長い目で見たときに一番自然なあり方かもしれません。
「最強」より「暮らしとの相性」を大事にする視点
インターネットで「三重 厄払い 最強」などと検索すると、さまざまなランキングや体験談が出てきます。しかし、本来厄払いは誰かと比べるものではありません。「有名だから」「強力そうだから」という理由だけで選ぶと、移動が負担になったり、混雑に疲れてしまったりすることもあります。
そこで意識したいのが、「自分や家族との相性」です。具体的には、次のようなポイントで考えてみてください。
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自宅や実家から無理なく通える距離か
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境内や本堂の雰囲気が、自分にとって落ち着くか
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受付や案内が分かりやすく、質問しやすいか
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「また来たい」と素直に思えるか
一度行ってみて、「ちょっと自分には合わないかも」と感じるなら、別の場所を探してもかまいません。厄払いは一生に一度だけのことではなく、何度か訪れる機会があります。長い付き合いを前提に、「ここなら今後もお世話になりたい」と思える場所を見つけることが、何よりも心強いお守りになります。
有名な神社やお寺に行ってはいけない、という意味ではありません。そこに行きたい理由が、自分の中でちゃんと納得できるものであれば、それはそれで素敵な選択です。「誰かがすすめていたから」ではなく、「自分が行きたいから」という気持ちを大切にして選んでみてください。
三重の日常に溶け込む「小さな厄落とし」
海と川のそばで気持ちをリセットする散歩術
厄払いというと、ご祈祷のことばかりが頭に浮かびがちですが、三重ならではの「日常の厄落とし」として、海や川のそばで過ごす時間を意識的に増やすのもおすすめです。
伊勢市の二見浦は、昔から禊ぎの場所として知られてきました。観光シーズンを外した早朝などは、人が少なく、波の音を聞きながら歩いているだけで、頭の中が少しずつ静かになっていくのを感じます。五十鈴川沿いも、少し時間帯をずらせば、ゆったりと水面を眺めながら散歩できる静かな場所です。
特別な準備は必要ありません。
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風の強さや気温に合わせて、防寒や日よけを整える
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10〜20分ほど、いつもより少しゆっくりしたペースで歩く
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歩いているあいだだけでもスマホをしまい、音や景色に意識を向ける
こうした小さな工夫をするだけで、「何となく落ち着かない」「モヤモヤする」という感情が少しずつ軽くなっていきます。
時間がなくて遠くまで行けない人でも、通勤や買い物のルートを少し変えるだけで、川沿いや海の見える場所を通れることがあります。三重のように自然が身近な場所では、「景色の選び方」そのものが日常の厄落としにつながっていきます。
山と森を歩いて視野を広げる時間の作り方
三重は、海だけでなく山も魅力的です。鈴鹿山系の里山や、熊野古道伊勢路の一部など、がっつりした登山でなくても歩けるコースがたくさんあります。
山や森を歩くときのポイントは、距離や標高ではなく、「今の自分の体力に無理がないかどうか」です。厄年に当たる年代は、仕事や家庭の責任が重くなる一方で、体力の衰えや疲れやすさも出てきやすい時期です。
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片道1時間以内のコースを選ぶ
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「頂上まで行かなければ」と考えず、様子を見て引き返す勇気を持つ
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天気予報や登山道の通行情報を事前にチェックする
こうしたことを守れば、初心者でも安全に自然を楽しめます。熊野古道伊勢路など、有名なルートでは観光案内所や公式サイトで、コースの難易度や所要時間が詳しく紹介されているので、出かける前に必ず最新情報を確認してください。
山の中で風を感じ、木々の匂いを吸い込んでいると、「自分の悩みや不安は、この大きな自然の中では本当に小さな点なのだな」と感じる瞬間があります。その感覚を一度でも味わっておくと、日常生活で行き詰まったとき、「またあの道を歩いてこよう」と気持ちを切り替えるきっかけにできます。
厄払いと温泉を組み合わせた一日・一泊プラン
厄払いをきっかけに、「この日はしっかり休む」と決めてしまうのも一つの方法です。三重には、榊原温泉、鳥羽周辺の温泉地、熊野に近い山あいの温泉など、さまざまな泉質と雰囲気を持つ温泉があります。
例えば、一日の流れの例としては次のようなものが考えられます。
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午前中に神社またはお寺で厄除けの祈祷を受ける
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近くの飲食店で、食べすぎない程度の昼食をとる
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午後は温泉宿や日帰り温泉に移動し、1〜2回ゆっくり湯につかる
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休憩スペースで横になりながら、これからの一年を静かに考える
大切なのは、予定を詰め込みすぎないことです。観光スポットを次々と回るより、「祈祷+温泉+少しの散歩」くらいに絞っておいた方が、帰る頃には心も体も軽くなっているはずです。
なお、温泉施設は改装や設備不具合などで一時休業になる場合もあります。出かける前に、必ず公式サイトや観光協会の情報で営業状況を確認してください。また、持病がある人や薬を飲んでいる人は、長時間の入浴が負担になることもあります。このガイドで触れている健康に関する内容は一般的な情報に過ぎず、具体的な判断は必ず医師などの専門家と相談のうえ行ってください。
三重の食材で整える「疲れにくい体」のための食べ方
伊勢うどん、てこね寿司、松阪牛、牡蠣、伊勢エビなど、三重には魅力的な食べ物がたくさんあります。厄払いの前後においしいものを楽しむのは、とても良いリフレッシュになります。ただ、「いつもお腹いっぱいまで」「揚げ物と甘いものをたっぷり」という状態が続くと、体の方が追いつかなくなってしまいます。
厄年の一年を、「食べ方を整える年」と決めてしまうのも、現実的な厄落としです。例えば、次のような小さな工夫ができます。
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麺類や丼ものの食事には、野菜の小鉢を必ず一品足す
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肉料理が続いた翌日は、魚や豆腐料理中心にしてみる
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アルコールを飲む日は、揚げ物を控えめにし、汁物や水分を多めにとる
こうした積み重ねは、数日では違いが分かりづらいかもしれませんが、数か月続けると、疲れにくさや朝の目覚め方が変わってきます。
ここで紹介しているのはあくまで一般的な工夫であり、病気や食事制限がある場合は必ず主治医や栄養士の指示を優先してください。神社やお寺でのお祓いと同じくらい、日々の食事の習慣も、現実的で力強い「厄除け」になります。
忙しい人でも続けやすい三重流リフレッシュ習慣
シフト勤務や子育て、介護などで、まとまった休みを取りづらい人も多いと思います。そういう場合こそ、「特別なことをしよう」とするのではなく、日常の中に小さなリフレッシュを散りばめることが大切です。
三重の環境を活かしたやり方としては、次のようなものがあります。
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出勤や買い物のルートにある神社があれば、鳥居の前で軽く一礼だけして通る
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週に一度だけ、海や川が見える駐車スペースに車を停め、5分だけ外の景色を見る時間をつくる
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雨の日はあえて外出予定を詰め込まず、家で照明を少し落としてお茶を飲みながら、一週間の予定を整理する
どれも、長くても30分程度でできることです。ポイントは、「完璧に続けようとしない」ことです。できなかった日があっても、気にせず翌週からまた再開すれば問題ありません。
厄年だからといって、生活を大きく変える必要はありません。むしろ、「ほんの少しだけ余白を足してみる」くらいのイメージでいた方が、無理なく続けられます。三重の景色や空気を意識的に味わう時間を持つことが、そのまま心の厄落としになっていきます。
当日の不安を減らす準備と段取り
季節の気候から考える服装と靴の選び方
三重で厄払いが多いのは、主に冬から早春にかけてです。この時期は、北勢や中勢の内陸部で冷え込みが強くなる一方、伊勢志摩の海沿いは風が強く、体感温度が下がりやすいという特徴があります。同じ三重でもエリアによって気候が違うので、出かける前に気温と天気予報を確認しておきましょう。
服装は、「動きやすさ」と「落ち着いた印象」のバランスを意識するとよいです。
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上半身:吸湿性の良いインナー+シャツや薄手のニット+コート
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下半身:風を通しにくいパンツや厚手タイツ+スカートなど、自分のスタイルに合ったもの
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靴:長時間歩いても疲れにくく、脱ぎ履きしやすいスニーカーやローファー
色は、黒・紺・グレー・ベージュといった落ち着いたトーンにしておけば、神社でもお寺でも浮きにくくなります。カジュアルなコートでも、中に着るトップスをシンプルで整ったものにすれば、全体の印象は十分きちんと見えます。
防寒としては、マフラーや手袋、ポケットに入るカイロなどを持っていくと安心です。ただし、あまり厚着にしすぎると、拝殿や本堂で座ったり立ち上がったりするときに動きにくくなります。屋外と屋内の温度差を考え、重ね着で調整できる服装を心がけてください。
車・公共交通それぞれに必要な持ち物
三重では、車で厄払いに行く人も、電車やバスで行く人もいます。移動手段によって、用意しておきたい持ち物は少し変わります。
共通して必要なのは、財布、スマートフォン、身分証、ハンカチ、ティッシュといった基本的なものです。これに加えて、次のようなものがあると安心です。
【車で行く場合】
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カーナビか地図アプリを固定できるスマホホルダー
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水分補給用の飲み物
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車内用のひざ掛けやブランケット
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小銭(駐車場や初穂料用)
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念のための予備カイロ
【電車・バスで行く場合】
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交通系ICカード
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モバイルバッテリー
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折りたたみ傘
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飲み物と、軽くつまめるお菓子やパン
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マフラーや手袋など、待ち時間の防寒具
初穂料や御布施を封筒に入れる予定がある場合は、白無地の封筒か、のし袋を1〜2枚用意しておきましょう。現地で書き方が分からないときは、受付で「どう書けばよいですか」と尋ねれば教えてもらえます。
車で行く人は、帰りの運転で疲れが出やすいので、スケジュールに余裕を持ち、休憩をはさむことを前提に計画を立ててください。公共交通を利用する人は、乗り換え回数の少ないルートを選び、早めの時間の便をおさえておくと、トラブルがあっても対応しやすくなります。
初穂料・祈祷料の目安と無理のない決め方
「初穂料はいくら包めばよいのか」「少なすぎて失礼にならないか」と不安に感じる人は多いと思います。実際には、各神社・お寺があらかじめ目安を示してくれていることがほとんどです。
三重の主な神社を例にすると、
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椿大神社:厄除け祈祷は3,000円以上
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多度大社:個人の初穂料は5,000円以上
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三重縣護國神社:厄除祈祷・八方除祈祷は5,000円以上・10,000円以上などの目安を案内
といった形になっています(いずれも執筆時点の情報であり、実際に参拝するときは必ず公式サイトで最新情報を確認してください)。
一般的には、
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個人で受ける → 5,000〜10,000円程度
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夫婦や家族で連名にする → 人数に応じて少し上乗せ
というイメージで考えれば、大きく外れることはありません。大切なのは、「家計に無理のない範囲で、感謝の気持ちをこめて納める」という点です。金額が多ければ多いほどご利益が強くなる、というものではありません。
どうしても迷う場合は、受付で「これくらいでよろしいでしょうか」と正直に相談してみてください。丁寧に教えてもらえるはずです。このガイドで挙げた金額はあくまで参考であり、最終的には各社寺の案内に従うのが一番確実です。
受付からご祈祷までの流れをイメージしておく
当日の緊張を減らすには、あらかじめ流れをイメージしておくことが有効です。神社やお寺によって多少の違いはありますが、おおまかには次のような流れになります。
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参道を歩き、手水舎で手と口を清める
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社務所・寺務所で申込用紙に住所・氏名・年齢・願い事(厄除け、家内安全など)を書く
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初穂料・祈祷料を納める
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待合室で名前を呼ばれるのを待つ
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職員の案内に従って拝殿・本堂へ入り、ご祈祷を受ける
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お札やお守りを受け取り、一礼して退出する
大きな神社では、複数の人や家族が一緒にご祈祷を受ける「合同祈祷」が一般的です。時間は祈祷内容や人数によりますが、20〜30分ほどで終わることが多いです。正座が難しい人向けに椅子席を用意しているところも多いので、足腰に不安があれば受付時に伝えておきましょう。
作法が不安な人もいるかもしれませんが、前の人の動きを見て、だいたい合わせていけば大丈夫です。分からないことがあれば、事前に受付や案内の人に聞いておくと安心です。厄払いは、マナーのテストではなく、「これから一年を大切に生きます」と自分に誓う場だと考えれば、必要以上に緊張する必要はありません。
お札・お守りを家でどう扱い、いつ返すか
ご祈祷のあとに授与されるお札やお守りは、家に持ち帰ったあとも丁寧に扱いたいものです。
神棚がある家庭なら、神棚にお札をおまつりするのが基本です。神棚がない場合は、次のような場所を選ぶとよいでしょう。
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リビングなど、家族がよく集まる明るい場所
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タンスや棚の上など、床から少し高い位置
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できれば南か東の方向を向く位置(ただし、絶対ではない)
お札は、そのまま立てかけるのではなく、できれば白い紙や布を敷いて置くと丁寧な印象になります。方角については、南向き・東向きが望ましいとされることが多いですが、一番大事なのは「日々手を合わせやすい場所かどうか」です。神棚がない家で、完璧な方角を追い求めてもキリがありませんから、「ここなら毎日気にかけられる」という場所を優先してかまいません。
お守りは、普段よく使うバッグや定期入れなどに入れておくか、引き出しなどに専用のスペースを作って大切にしまっておくとよいでしょう。
お札やお守りを返すタイミングとして、よく言われるのが「授かってから一年」「願いがかなったとき」です。これは、「一年間見守っていただいたことへのお礼」と「新しいお守りに取り替える区切り」を意味しています。
ただし、1年を過ぎたからといって、急にご利益がゼロになる、あるいは悪いことが起こる、という意味ではありません。大切なのは、どこかのタイミングで感謝の気持ちを込めてお返しすることです。
返す場所は、基本的には授かった神社やお寺が最優先です。それが難しい場合のみ、同じ宗教(神社で授かったものは神社、お寺で授かったものはお寺)で、他社のものも受け入れているところに相談する、という順番で考えましょう。近所の神社やお寺に持っていく前に、「他の場所のお札やお守りも受けてもらえますか」と電話などで事前確認しておくと安心です。
厄年を「一年かけて整える時間」に変える
交通安全・防災・保険を三重の暮らし目線で見直す
三重は車での移動が多い県です。厄年をきっかけに、自分や家族の交通安全と防災、それに関連する保険を見直しておくと、現実的な安心感が大きく高まります。
まず、車まわりです。
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タイヤの溝や空気圧は適切か
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ブレーキやライトは問題なく効いているか
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オイル交換や定期点検が長く空いていないか
これらを、車検のタイミングだけに任せず、一度まとめて確認しておきましょう。夜間の運転が多い人や、雨の多い地域を走る人ほど、こうした点検は重要です。
防災については、非常用持ち出し袋や飲料水・保存食のストックを一度全部出して、中身をチェックしてみてください。賞味期限を過ぎたものを入れ替えたり、家族構成の変化に合わせて必要なもの(子どものグッズや高齢者の薬など)を追加したりすることも大切です。自治体が公開しているハザードマップで、自宅や職場の浸水・土砂災害のリスクと避難所の場所を確認しておくのも、この機会にやっておくとよいでしょう。
保険は、生命保険・医療保険・自動車保険・火災保険など、毎月の保険料が現在のライフスタイルに合っているかを見直します。ここで触れているのはあくまで一般的な考え方であり、具体的な商品選びや契約内容の見直しは、必ず保険会社やファイナンシャルプランナーなどの専門家と相談したうえで判断してください。
神社やお寺で厄払いを受けることと同時に、こうした現実的な対策を整えることで、「心」と「暮らし」の両方の安心度がぐっと高まります。
健康診断・歯科・心のケアをまとめてスケジューリング
厄年の年齢は、体調の変化が出やすい年齢と重なることが多いと言われます。仕事や家庭の責任が重くなり、気づいたら自分の体のことを後回しにしていた、という人もいるでしょう。
そこでおすすめなのが、「厄年の一年で、健康まわりのチェックをまとめてやってしまう」ことです。具体的には、
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健康診断(会社の健診、人間ドックなど)
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歯科検診とクリーニング
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必要に応じた心の相談(カウンセリングやメンタルクリニック、自治体の窓口など)
この三つを予定表に書き込んでしまうのが理想です。
歯のトラブルは放っておくと長引きやすく、全身の健康にも影響します。「痛くなってから」ではなく、「何もなくても一年に一度は診てもらう」習慣を、このタイミングで身につけてしまうと、その後がとても楽になります。
心のケアについては、「自分はそこまでではない」と思ってしまいがちですが、軽いうちに相談しておいた方が、結果として負担が小さくてすむことも少なくありません。自治体や職場には無料の相談窓口が開かれていることもあります。ここで述べているのは一般的な提案であり、具体的な診断や治療は、必ず医師や専門家と相談した上で決めてください。
家計・貯金・ローンをシンプルに整える「お金の厄払い」
お金の不安も、心の重さに大きく影響します。金運のお守りを持つのも良いですが、それと同じくらい大切なのが、家計の流れを分かりやすくしておくことです。
最初にやるべきことは、とてもシンプルです。紙やノート、家計簿アプリを使って、
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毎月の固定費(家賃・住宅ローン・光熱費・通信費・保険料など)
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おおよその食費・日用品費
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サブスクや習い事などの月額サービス
を書き出してみます。そのうえで、「ないと困るもの」と「なくても生活は成り立つもの」にマークをつけていきます。
その中から、
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ほとんど使っていないサブスクを解約する
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クレジットカードを1〜2枚に絞る
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給料日に自動で貯金用口座にお金が移るように設定する
など、すぐにできることから手をつけていきましょう。こうした「仕組み」を作っておけば、「貯金しないと」と毎回意識しなくても、少しずつお金が貯まりやすい状態に近づきます。
住宅ローンや教育ローンなど大きな借り入れがある場合は、金融機関の窓口やファイナンシャルプランナーに相談することも検討してください。このガイドで述べているのは一般的な考え方であり、投資や保険商品の勧誘ではありません。具体的な判断は、必ず各社の説明資料や契約条件を確認し、必要に応じて専門家と相談したうえで行うようにしてください。
人間関係の負担を減らす言葉づかいと距離感の工夫
人間関係のストレスは、体の疲れ以上に心を消耗させます。ご近所や職場、親族との距離が比較的近い地域では、ちょっとした一言が長く尾を引くこともあります。
すぐに相手の性格を変えることはできませんが、自分の言葉づかいや反応を少しだけ変えることはできます。例えば、
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「どうせ自分なんて」と言いそうになったら、「とりあえずここまでやってみよう」に言い換えてみる
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相手のミスを責めたくなったとき、最初の一言を「大丈夫?」や「何か手伝うことある?」にしてみる
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お礼を言う場面では、「すみません」より「ありがとう」を多く使ってみる
こうした小さな変化は、すぐに劇的な効果が出るわけではありませんが、続けていると少しずつ人間関係の空気が柔らかくなっていきます。
また、連絡の返し方も、ストレスの量に大きく影響します。「後でまとめて返そう」と思って溜め込むより、「今は忙しいので、また後で詳しく返します」と一言だけ送っておく方が、自分も相手も気持ちが楽になります。
人間関係の悩みが深刻な場合は、一人で抱え込まず、カウンセリングや専門の窓口を利用することも検討してください。このガイドで紹介しているのはあくまで一般的な工夫であり、ハラスメントや暴力などの問題がある場合には、専門の支援機関への相談が必要です。
一年の終わりに厄年をどう振り返るか
厄年の一年を終えるころ、「結局この一年はどうだったのか」を振り返る時間を意識的に作ってみましょう。それが、次の一年をどう過ごすかを考えるヒントになります。
振り返りのときは、「できなかったこと」ではなく、「できたこと」「無事に終えられたこと」に目を向けるのがおすすめです。
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無事に乗り切れた仕事や家庭のイベント
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健康診断や歯科検診に行けたこと
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誰かと仲直りできた場面や、感謝を伝えられた瞬間
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厄払いに行った日、自分が何を考えていたか
などを、手帳やスマホの写真を見ながら書き出してみてください。長い文章にする必要はありません。短いメモで十分です。
そのうえで、心と時間に余裕があれば、厄払いを受けた神社やお寺にお礼参りをして、「一年ここまで過ごせました」と報告するのもよいでしょう。大きな出来事があった年も、特別なことが何もなかったように感じる年も、「振り返り」と「感謝」の一歩を加えることで、その年の意味づけが変わってきます。
厄年は、悪いことが起きるのを待つ年ではありません。自分と暮らしを丁寧に整え直す一年にすることで、「あの年があったから、今の自分がある」と思える節目に変えていくことができます。
まとめ:三重の厄払いは「どこへ行くか」より「どう暮らすか」
三重で厄払いを考えるとき、多くの人の頭に浮かぶのは、伊勢神宮や椿大神社、多度大社、岡寺山 継松寺、三重縣護國神社といった有名な社寺かもしれません。どの場所も、長い歴史と信仰の積み重ねがあり、厄除けの祈願を真剣に受け止めてくれるところです。
一方で、地元の小さな氏神や菩提寺も、日々の暮らしを静かに見守ってくれる大切な存在です。そこに足を運び、手を合わせる習慣を持てば、「自分はこの土地に守られている」という感覚が少しずつ育っていきます。
厄年そのものは、「ここが節目だから、いつもより慎重に」と教えてくれるサインにすぎません。大切なのは、
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自分や家族が通いやすい寺社を見つけること
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三重ならではの自然や温泉、食べ物を活かして、日常の中で心身を整えること
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交通安全、防災、健康、お金、人間関係など、現実の暮らしのリスクを見直すこと
です。
厄払いのご祈祷は、そのスタートラインに立つための儀式だと考えることができます。「ちゃんと準備をした」「これからの一年を丁寧に生きていこう」と自分に約束できれば、それだけで心の負担はかなり軽くなります。
三重という土地は、少し移動するだけで海も山も川も温泉もある、とても贅沢な場所です。その恵みを上手に使いながら、自分なりの「厄落としの一年」を組み立てていけば、厄年は怖いだけのものではなく、これからの暮らしを整え直すチャンスに変わっていくはずです。


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