茨城の初詣おすすめBEST10｜混雑回避・駐車・御朱印・穴場まで完全ガイド【2026年】

茨城で行きたい神社・お寺ベスト10

「どこへ初詣に行こう？」そんな迷いに応えるために、茨城の定番から穴場までを一冊分の密度でまとめました。鹿島神宮の荘厳な森、筑波山神社の凛とした空気、神磯の鳥居の夜明け、水戸東照宮の駅近参拝、商売繁盛で賑わう笠間稲荷。混雑を避ける時間帯、電車・バス・駐車の実用情報、参拝作法や御朱印の要点、グルメ＆温泉の寄り道まで、はじめてでも迷わない具体値にこだわって解説します。家族連れにも写真派にも役立つ情報で、2026年の初詣を気持ちよくスタートさせましょう。

鹿島神宮｜ご利益・アクセス・初めての方向けポイント

鹿島神宮は、武の神「武甕槌大神（たけみかづちのおおかみ）」を祀る常陸国一之宮。勝負運・仕事運・厄除の祈願で全国から参拝者が訪れます。最短の回り方は大鳥居→楼門→拝殿→奥参道→要石。要石は地震の鯰を押さえると伝わり、境内の見どころの一つです。2026年正月の御朱印は1月1日〜2月3日まで紙朱印のみ（帳面や掛軸への直書き不可）と公式告知があります。混雑を避けるなら早朝が有利で、10〜15時はピーク帯。JR鹿島神宮駅から徒歩約10分で、東京駅からの高速バス「かしま号」も所要約2時間、IC決済対応です。正月は駐車場運用が年ごとに変わり、近年は第一駐車場の閉鎖や市営駐車場の有料化などの例もあるため、出発前に最新ページの確認が安心です。森の参道は冷えやすいので、保温インナー＋防風アウターの重ね着で臨みましょう。

笠間稲荷神社｜商売繁盛・屋台・近隣散策モデル

笠間稲荷神社は**「日本三大稲荷の一つとされる（諸説あり）」と紹介されることが多い古社で、商売繁盛・五穀豊穣・家内安全の祈りで賑わいます。元日〜三が日は門前の露店や栗スイーツが充実。おすすめは、朝8〜9時台の参拝→門前で軽く食べ歩き→旧城下のギャラリー散策→昼前に授与所という二段構え。JR水戸線「笠間駅」から徒歩約20分／タクシー約5分**で、周遊バスの停留所は社前。午後は列が伸びやすいので、午前中心の動線が快適です。狐モチーフの授与品や福財布も人気。周辺にベンチやカフェが点在するため、家族連れは休憩ポイントを地図アプリでピン留めしておくと安心です。

筑波山神社｜ロープウェイ活用と眺望スポット

筑波山神社は、男体・女体の二峰をご神体とし、伊弉諾尊・伊弉冊尊を祀ります。縁結び・夫婦円満・登山安全で知られ、冬の澄んだ空には関東平野の大展望が広がります。山上へはケーブルカー（宮脇駅〜御幸ヶ原駅、所要約8分）かロープウェイ（つつじヶ丘〜女体山、所要約6分）が便利。TXつくば駅からは直行シャトルがあり、案内上の目安で約40分（道路状況により前後）。車は土浦北ICから約40分、市営・神社駐車場は普通車1日500円の表記で、開放時間は5:00〜20:00（大晦日・元旦除く）と案内されています。ピーク回避は「朝7時台参拝→早便で上がる→10時前下山」。山上は風が強いので耳まで覆う防寒具があると楽です。

大洗磯前神社｜海×鳥居の絶景と写真の撮り方

大洗磯前神社の「神磯の鳥居」は、御祭神が降臨したと伝わる磯の上に立つ象徴で、初日の出の名所として全国から人が集まります。撮影は日の出30〜60分前に到着し、三脚設置は周囲の導線に配慮。海しぶき対策にレンズ保護と拭き取りクロス、滑りにくい靴が必須です。参拝は高台の拝殿へ。大洗駅から徒歩約40分／バス約15分、水戸駅からバス約30分の公式案内があり、駐車場は日の出〜19時の利用時間（夜間不可）が明記されています。元日は「初日の出奉拝式」が斎行され、混雑が極まる時間帯。海風で体感が下がるため、首と手首を重点保温しましょう。

水戸東照宮｜歴史と周辺の城下町歩き

徳川家康公（配祀：徳川頼房公）を祀る水戸東照宮は、JR水戸駅北口から徒歩約5分（県観光サイトでは徒歩約10分表記もあり）とアクセス至便。学業成就・出世開運の祈りで、三が日は駅近の立地をいかして電車参拝が快適です。授与所は列が伸びがちなので、代表者が並び、その間に他のメンバーが手水や授与品チェックをする分担が有効。境内駐車場の案内に従えば車でも訪れやすく、参拝後は納豆を使った定食や甘味など“黄門グルメ”も楽しめます。偕楽園方面へ足を延ばす場合は電車・バスの時刻を早めに押さえておくと移動がスムーズです。

三が日の混雑を避けるコツ

時間帯別の狙い目（早朝・夜間）

三が日の混雑ピークは一般に10〜15時。ピークを外す最短の方法は早朝（6〜9時）または夜（19〜22時）の活用です。大洗は初日の出で集中するため、日の出を外した早朝後半や夕方が比較的歩きやすい傾向。筑波山方面は凍結の恐れがあるため、滑りにくい靴と手袋を。公共交通は、TXつくば駅から筑波山直行シャトル（案内目安約40分）、東京駅→鹿島神宮の**かしま号（約2時間）**などを軸にすると、道路渋滞の影響を受けにくくなります。駅からの導線・横断歩道位置は事前に地図で確認し、帰りはラッシュ前の一本早い便へ切り替えるのが有効です。

大晦日〜1月3日の混雑ピーク傾向

大晦日深夜〜元日未明のカウントダウン、元日の初日の出直後、そして昼前後が混雑の三大山場。なかでも大洗の神磯の鳥居は初日の出の名所ゆえに密度が上がります。三が日でゆっくり参拝したい人は、元日午後遅め／2日早朝／3日夜を狙うのがコツ。効率化の基本は、①合流地点を家族で事前共有、②賽銭用の小銭を準備、③御朱印は書置きや別日活用。屋台は開店直後や閉店前が比較的空きますが、品切れに注意しましょう。

家族連れ・高齢者にやさしい回り方

階段や未舗装がある社寺では、最短・最平坦ルートを事前にチェック。ベビーカーだけに頼らず抱っこ紐と併用すると階段部のやりくりが楽です。休憩ポイント（ベンチ・カフェ・仮設トイレ）は地図アプリでピン留めし、到着直後にトイレを済ませると列中の不安が減ります。大洗の海沿いは防風、筑波山は凍結に備えた靴で安全度が上がります。公共交通はTX→筑波山シャトル、JR→鹿島線、東京駅→かしま号といった動線が使いやすく、バス所要は道路状況に左右されるため余裕のある計画が安心です。

並ぶ前にできる準備チェックリスト

賽銭用の小銭（5・10・50・100円）を小袋に、願い事は一言で言えるよう整理。スマホ操作と防寒を両立できる指先の出せる手袋、書置き御朱印の折れを防ぐクリアファイル、雨や海しぶき用のジップ袋、冬場に弱るバッテリー対策のモバイル充電器を準備。服装はベース・ミドル・防風アウターの三層で、首・手首・足首を重点的に保温。出発前に鹿島神宮の年始案内や各社の最新告知を確認すると、授与対応・駐車運用・交通規制の変動にも落ち着いて対応できます。

天気・防寒・安全対策の基本

冬の茨城は北寄りの風で体感温度が低下しやすいのが特徴。海沿い（大洗）は防風重視、山間（筑波山）は凍結＆濃霧リスクを想定します。夜間は反射材と小型ライトで段差を可視化。手水は冷たいため、終わったら素早く手袋へ戻すのが快適です。参拝作法は二拝二拍手一拝と手水の順序が基本ですが、神社により例外があるので現地の掲示に従いましょう。

交通・駐車・アクセス完全ナビ

電車・バスでのスムーズな行き方

鹿島神宮：JR鹿島線「鹿島神宮駅」から徒歩約10分。東京駅から高速バスかしま号で約2時間（IC対応）。
筑波山神社：TXつくば駅直結のバスターミナルから筑波山シャトルで案内目安約40分。
大洗磯前神社：大洗駅から徒歩約40分／バス約15分、水戸駅からバス約30分。
笠間稲荷神社：JR水戸線「笠間駅」から徒歩約20分／タクシー約5分、周遊バスが便利。
各社の年始ダイヤは変動しやすいので、出発前に時刻表PDFや公式掲示を確認しましょう。

主要ICからの車ルートと渋滞回避

常磐道・東関道・北関東道の各ICから、目的地に近い出口を選ぶのが基本。筑波山は土浦北ICから約40分、鹿島神宮は潮来ICから約15分、大洗は水戸大洗ICから約15分。年始は高速出口手前で渋滞が起きやすいので、手前ICで降りて県道メインで進むのも有効。左折入庫しやすい駐車場を選ぶと流れが良く、徒歩10〜15分離れた臨時・市営駐車場が結果的に早いケースもあります。筑波山エリアは駐車の開放時間に注意（多くの市営は5:00〜20:00案内）。

臨時駐車場の見つけ方と満車対策

臨時駐車は自治体・観光協会・社寺の年末年始ページに載ることが多く、鹿島神宮は正月の駐車運用（第一駐車場の閉鎖や市営の有料化など）が年により変わる事例があります。目的地名＋「臨時駐車」「交通規制」で直前検索し、地図アプリに第2・第3候補までピンを用意。右折入庫の駐車場は渋滞しやすいので、左折導線のルート作りを意識しましょう。

駐車アプリ・電子決済の活用術

予約型駐車サービスを使えば当日の満車ストレスを回避しやすく、料金も事前確定できて安心。コインパーキングは最大料金と出庫制限をチェック。筑波山は市営駐車場・神社駐車場の料金が明快で、普通車1回（または1日）500円の案内が中心です。開放時間や支払い方法（現金主体）も事前に把握しておくと当日の動きがスムーズ。

早朝・深夜ドライブの注意点

放射冷却で橋・日陰は凍結しやすく、急のつく操作は厳禁。出発前に短時間の仮眠を取り、眠気を感じたら即休憩を。フロントガラスの凍結は解氷スプレーとスクレーパー＋デフロスターで素早く対処。筑波山の市営駐車場は多くが5:00〜20:00の案内（大晦日・元旦は除く）なので、早朝発は開門時間を確認しておくと安心です。

参拝マナー・御朱印・縁起物の基礎

参道での歩き方と手水の作法

参道は神さまの通り道。中央を避けて静かに歩き、鳥居の前で一礼してからくぐりましょう。手水は、①右手で柄杓を持って左手を清め、②持ち替えて右手、③左手に水を受けて口をすすぎ（柄杓を口に当てない）、④もう一度左手、⑤柄を清めて戻す、の順序が基本です。冬は指先がかじかむので、終わったらすぐ手袋へ。撮影可否や立入禁止の掲示にも注意して、流れを止めない位置から静かに撮影しましょう。

拝礼（2礼2拍手1礼）の流れ

拝殿前で賽銭を静かに納め、鈴があれば一度鳴らして心を整えます。基本作法は二拝二拍手一拝。深い礼を二度、胸の前で手を合わせて右指先を少し下げ、二度柏手を打ち、指を揃えて願いを心中で伝え、最後にもう一度深い礼。神社ごとに作法が異なることもあるので、特殊作法の表示があればそちらを優先しましょう。

御朱印のいただき方と注意点

御朱印は参拝の証。まず参拝を済ませ、授与所でお願いするのが礼儀です。正月期は書き手が多忙なため書置き対応が増えます。鹿島神宮は2026年1月1日〜2月3日が紙朱印のみと公式告知があり、帳面への直書きは行われません。受け取り後はインクの乾きを確認し、薄紙を挟んで保護。限定頒布は数に限りがあるため、公式の掲示で配布状況を事前確認しましょう。

お守り・破魔矢・熊手の選び方

お守りは願いに合わせて。交通安全・学業成就・縁結び・健康長寿など多彩で、家族の今年のテーマを決めて選ぶと迷いません。破魔矢は魔を破る象徴で玄関内側に上向きに飾るのが一般的。熊手は福をかき集める縁起物で商売繁盛に人気です。複数の授与品は清潔な高所にまとめ、落下のない場所に。持ち歩き用のお守りは清潔なポケットへ。由緒やご神徳を知ると授与品との付き合い方が丁寧になります。筑波山神社や鹿島神宮の授与品ページも参考になります。

古札・お守りの納め方とお焚き上げ

一年守ってくれた授与品は、年末年始に各社の納札所へ。もらった社に戻すのが理想ですが、近隣社で受け入れる場合もあります。燃えない素材は分別が必要なことがあるため、現地の掲示に従いましょう。郵送可否も社ごとに異なるので、年末の案内ページを確認するのが確実です。大洗磯前神社や鹿島神宮は正月の混雑・駐車の注意喚起や祭事案内を公式で発信しているため、直前のチェックが安心です。

初詣と一緒に楽しむグルメ＆温泉プラン

大洗の海鮮丼と市場めぐり

大洗は海鮮天国。参拝のあと、市場や食堂で味わう海鮮丼やあら汁は冬こそ格別です。朝参拝→市場で朝食→潮風散歩の順なら、駐車も席確保もスムーズ。神磯の鳥居は日中も人気の撮影地で、波が高い日は岩場に近づかず安全第一で。大洗駅・水戸駅からのバス案内は公式の「御案内・交通」にまとまっているので、三が日前にチェックしておくと迷いません。帰りは海苔や干物を保冷バッグで持ち帰れば、家でも茨城の味を楽しめます。

笠間の栗スイーツ食べ歩き

栗の名産地・笠間では、モンブラン、栗どら、栗ラテなど多彩な甘味に出会えます。午前に人気店を回し、午後は門前のギャラリーやカフェで休憩し、夕方に社前で土産購入という動線が効率的。JR水戸線「笠間駅」から徒歩約20分／タクシー約5分で、周遊バスも運行。歩道の狭い区間では立ち止まれる場所で食べるなど周囲への配慮を。冬の乾燥には温かい飲み物が助かり、行列中の体温低下を防ぎます。

筑波山温泉でほっと一息

冷えた体を温めるなら筑波山温泉へ。朝に筑波山神社で参拝し、ケーブルカーまたはロープウェイで山上散策、昼過ぎに温泉という流れが王道です。TXつくば駅からの直行シャトルは案内目安40分。車は土浦北ICから約40分。市営・神社駐車場は普通車500円が目安で、開放時間の案内（多くは5:00〜20:00）を確認しておくと安心。湯上がりは眠気が出やすいので、運転前に休憩を長めに取りましょう。

水戸の納豆・黄門グルメ入門

水戸駅周辺は飲食店が多く、納豆を主役にした定食や軍艦、パスタまで幅広いアレンジが楽しめます。水戸東照宮は駅北口から徒歩約5分なので、参拝前後に立ち寄るのも容易。混雑回避には開店直後や遅めの時間帯が狙い目です。土産は常温で扱いやすいドライ納豆や納豆せんべいが便利。温かい汁物を一品添えれば、冬の外歩き後でも体がすぐに温まります。

冬の絶景スポットと寄り道モデルコース

大洗の海岸線、筑波山の展望、偕楽園の静けさ、日立の高台ビューや工場夜景など、冬の澄んだ空気は写真映え抜群。モデルコースは「鹿島神宮朝参拝→潮来で昼食→大洗で夕景」や「笠間稲荷朝参拝→陶芸・栗スイーツ→筑波山温泉」などが回りやすい組み合わせ。神磯の鳥居は夜明けの劇的な光景で有名ですが、日中の海と空のブルーも透明感が高くおすすめ。移動時間は冬の道路状況を考え、地図アプリの表示より少し長めに見積もると安心です。

まとめ

茨城の初詣は、森の古社、海上の鳥居、霊峰の風景、駅近の歴史社とバリエーション豊か。計画の要は時間帯と動線、そして小さな準備です。**鹿島神宮の紙朱印（2026/1/1〜2/3）**のように年始特有の運用があるため、直前の公式告知で最終確認を。アクセスの要点は、鹿島神宮駅から徒歩約10分／東京駅からかしま号約2時間、TXつくば→筑波山シャトル約40分、大洗駅→バス約15分・水戸駅→約30分。御朱印・授与品は「感謝を形に残すもの」として丁寧に向き合い、帰りは地元の海鮮・栗スイーツ・温泉・納豆料理で体を労わりましょう。2026年のはじまりを、あなたらしい祈りと景色で満たしてください。