1. 2026年の高知で初詣する前に知っておきたい基本情報

2026年、午年のスタートをどこで迎えますか。高知には、学問の神さまをまつる定番スポットから、海や山の絶景と一緒に楽しめる穴場の社まで、さまざまな初詣スポットがあります。
このページでは、「高知 初詣 2026」をキーワードに、潮江天満宮・土佐神社・竹林寺といった代表的な場所はもちろん、須崎の鳴無神社や足摺岬の金剛福寺などドライブ向きのスポットまで、アクセスやご利益、雰囲気をわかりやすく整理しました。
さらに、混雑を避ける時間帯の考え方、子ども連れ・カップル・家族それぞれの楽しみ方、ご当地グルメや温泉との組み合わせ、参拝のマナーや服装チェックリストまでまとめているので、この記事を読めば2026年の高知での初詣プランを一気に組み立てられます。自分にぴったりの初詣スタイルを見つけて、丙午の一年を気持ちよくスタートさせましょう。
1-1. 2026年の干支と運勢のテーマをざっくりチェック
2026年(令和8年)は、暦の上では「午年(うまどし)」で、十干十二支を合わせた正式な干支では「丙午(ひのえうま)」の年です。 十干の「丙」は太陽が強く照りはじめるイメージ、十二支の「午」は勢いよく前へ進む馬になぞらえられ、「丙午」は暦や占いの世界では「情熱」「行動力」「変化」といったキーワードで語られることが多いと言われます。
ここで大事なのは、こうした性格づけはあくまで暦や占いの解釈だという点です。文化的な意味合いとしてはおもしろい一方で、「丙午の迷信」には科学的な根拠はなく、人口統計の専門家などからも、根拠のない俗説だとされています。 信じる・信じないは人それぞれですが、「そういう言い伝えもあるんだな」くらいの距離感でとらえておくとちょうどいいと思います。
むしろ、せっかく60年に一度しか来ない「丙午」の年に高知で初詣をするなら、自分なりのテーマを決めてしまうのがおすすめです。「今年は挑戦の年」「家族との時間を大切にする年」「健康第一でいく年」など、一つだけキーワードを選び、そのテーマにあったお願いごとを考えてから神社やお寺に向かうと、1年を通して意識しやすくなります。
午は、昔から「躍動」「成功」「勝負運」を象徴する干支と紹介されることが多く、干支飾りやお守りにもそのイメージが反映されます。 2026年の高知の初詣でも、午年デザインの絵馬やお守り、干支みくじなどが並ぶ可能性が高いので、そうした干支グッズをチェックしてみるのも楽しいと思います。
1-2. 高知で人気が高い初詣スポットの特徴まとめ
高知県の初詣スポットの中でも、特に名前が挙がりやすいのが「潮江天満宮」「土佐神社」「竹林寺」です。旅行情報サイトや観光ランキングでも、この3つが上位を占めることが多く、高知を代表する初詣の行き先と言ってよさそうです。
それぞれのざっくりした特徴をまとめると、こんな感じになります。
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潮江天満宮
菅原道真公をまつる天満宮で、学業成就・合格祈願のご利益が知られています。毎年の初詣では三が日で約20万人前後が参拝に訪れると案内されており、高知県内ではトップクラスの人出です。 -
土佐神社
「土佐一之宮」として古くから信仰されてきた神社で、味鋤高彦根神と一言主神をまつっています。開運招福や家内安全など幅広いご利益が紹介され、初詣情報でも「開運招福を願う参拝客で賑わう」とされています。 -
竹林寺
高知市五台山にある真言宗智山派の寺院で、四国八十八箇所霊場第31番札所。文殊菩薩を本尊とし、「知恵の仏さま」として信仰されています。本堂や書院は国指定重要文化財、庭園は国の名勝に指定されていて、静かな雰囲気の中で文化財も楽しめます。
イメージとしては、勉強や受験をしっかり応援してほしいなら潮江天満宮、仕事や家族の運気も含めて総合的にお願いしたいなら土佐神社、心を落ち着けて新年を迎えたいなら竹林寺、といった選び方がしやすいと思います。もちろん、どこで何をお願いしてもかまいませんが、自分のテーマに近い場所を選ぶと「ちゃんと祈れた」という満足度が高くなります。
1-3. 高知市内と郊外、初詣に行くならどっちが便利?
高知で初詣の行き先を考えるとき、「市内の有名神社に行くか、それとも郊外の静かな神社に行くか」で迷う人も多いと思います。
高知市内の初詣スポットの強みは、やはりアクセスの良さです。潮江天満宮は高知市天神町にあり、バスや路面電車で中心部から行きやすい場所ですし、土佐神社もJR土佐一宮駅やバス停から徒歩圏内です。 竹林寺も五台山の上ではありますが、市内中心部から車やバスで比較的短時間でたどり着けます。
一方で、こうした市内の定番スポットは三が日に参拝客が集中しやすいのも事実です。潮江天満宮は三が日で約20万人、土佐神社も三が日には多くの参拝客で賑わうと紹介されており、ピーク時間帯には境内や道路がかなり混み合います。
「できるだけ静かにお参りしたい」「小さな子どもや高齢の家族と一緒なので人混みが心配」という場合は、時間帯をずらすか、少し郊外の神社・お寺も候補に入れてみるといいと思います。たとえば、須崎市の鳴無神社は「土佐の宮島」とも呼ばれる海辺の神社で、絶景を楽しみながら比較的ゆったり参拝できるスポットとして知られています。
結局のところ、「便利さ」を優先するなら市内、「ゆったり感」やドライブも楽しみたいなら郊外、という分け方が分かりやすいと思います。時間と体力に余裕があれば、三が日のうち1日は市内、もう1日は郊外の神社やお寺、という二本立てで楽しむのもおすすめです。
1-4. 2026年の三が日の傾向予想(混雑しやすい日・時間)
2026年の三が日の詳しい人出は、当然ながらまだこれからの話ですが、2024〜2025年の初詣情報を見ると、潮江天満宮・土佐神社ともに、元日とその前後の昼間が特に混雑する傾向があります。
一般的に、多くの神社で混みやすいのは次のような時間帯です。
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12月31日 23時ごろ〜1月1日 0時過ぎ(カウントダウンと年明けすぐ)
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1月1日 10〜16時ごろ
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1月2・3日 10〜15時ごろ
土佐神社の初詣案内でも、「1月1日は10〜16時、2・3日は10〜15時に混雑」といった目安が示されており、他の神社でもだいたい似たような傾向と考えてよさそうです。
2026年も、カレンダーの並びや天候によって多少変わる可能性はあるものの、「元日の昼間は特に混む」「三が日の昼間はそれなりに人が多い」という点は、おそらく大きくは変わらないと見込まれます。ここは過去数年のデータに基づくあくまで予想ですが、予定を立てるときの参考にはなるはずです。
混雑を少しでも避けたい場合は、
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元日早朝(6〜8時ごろ)
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1月2・3日の早朝や夕方以降
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三が日を外した1月4〜7日ごろ
を狙うのがおすすめです。四〜七日ごろまでは、神社側でも初詣として想定しているところが多く、授与所やお守り、おみくじも普通に利用できますし、人出はかなり落ち着きます。
1-5. 電車・車・バス…高知での初詣の移動手段の選び方
高知で初詣に行くときの移動手段は、大きく分けて「車」「公共交通(路面電車・バス・JR)」「徒歩+タクシー」の3パターンがあります。どれがベストかは、行き先や一緒に行くメンバーによって変わってきます。
まず、郊外やドライブ向きの神社に行く場合は、自家用車があると圧倒的に便利です。須崎市の鳴無神社や、土佐清水市の金剛福寺のような場所は、車があると回りやすく、途中の景色も楽しめます。 ただし、人気スポットでは駐車場が混み合うので、公式サイトや観光情報で駐車場の場所や台数を事前にチェックしておくと安心です。
高知市内の初詣だけなら、路面電車やバスを中心に動く方法も現実的です。潮江天満宮は高知市天神町にあり、市内中心部からバスや路面電車で行きやすい立地です。 土佐神社も、JR土佐一宮駅やバス停「一宮神社前」から徒歩ですぐの場所にあるので、公共交通を使っての参拝がしやすい神社です。
徒歩+タクシーの組み合わせも、意外と使いやすい手段です。たとえば、JR高知駅やはりまや橋電停までは電車で移動して、そこからタクシーで神社まで向かえば、荷物が多いときや悪天候のときでも楽に移動できます。料金は少しかかりますが、渋滞や駐車場探しのストレスを考えると、特にお正月にはわりに合うことも多いです。
安全面や疲労を考えると、「市内は公共交通+タクシー」「郊外は車」が基本ラインになってきます。2026年の高知での初詣プランを考えるときは、目的地だけでなく移動手段もセットでイメージしておくと、当日あわてずに済みます。
2. 高知市周辺の定番初詣スポット2026|アクセス・ご利益・雰囲気ガイド
2-1. 土佐神社:由緒とご利益、2026年の見どころ
土佐神社は、高知市一宮しなねにある神社で、古くから「土佐一之宮」として土佐国の総鎮守とされてきました。 ご祭神は味鋤高彦根神と一言主神で、開運招福・病気平癒・家内安全をはじめ、厄除けや学業成就、交通安全、商売繁盛など、幅広いご利益が案内されています。
境内には、重厚な楼門と長い参道があり、落ち着いた森の中に社殿が建っています。正月三が日は多くの参拝客で賑わい、開運招福を願う人たちが列をなして賽銭箱へ向かいます。初詣情報では、1月1日は10〜16時、2・3日は10〜15時が特に混雑しやすい時間帯とされており、この時間帯に行く場合は行列を覚悟しておいたほうがよさそうです。
最近の案内では、正月三が日に第2駐車場や臨時駐車場が用意されることが多く、2024〜2025年の情報でも、第2駐車場や老人ホーム敷地の臨時駐車場など、合計約90台分のスペースが準備されていました。 ただし、ピーク時間帯はそれでも満車になることがあるため、2026年も最新情報を公式サイトで確認しつつ、少し時間をずらして訪れると安心です。
午年の2026年は、「前へ進む力」「挑戦」がテーマにしやすい年でもあります。重要な試験や仕事のプロジェクト、新しいチャレンジに向けて「ここぞ」というときの運を願うなら、開運・必勝のイメージが強い土佐神社で、今年の目標を静かに宣言してみるのも良さそうです。お願いごとをするときは、「○○をするので、見守ってください」と自分の行動もセットで思い描くと、1年を通して意識しやすくなります。
2-2. 潮江天満宮:学業成就や受験生に人気の理由
潮江天満宮は、高知市天神町にある天満宮で、学問の神さま・菅原道真公、その子・高視朝臣、北の方をまつっています。学業成就や合格祈願にご利益があるとされ、家庭や万事の平安を願う人々も多く訪れます。
観光情報やニュースによると、潮江天満宮には例年の三が日で約20万人前後の参拝客が訪れ、高知県内でも屈指の初詣スポットとなっています。 受験シーズンと重なることもあり、受験生本人やその家族が絵馬に願いを書き込む姿が目立ちます。境内には「天神さま」ゆかりの牛像や、嘉永年間に建立された楼門、市文化財にもなっているクスノキの大木など、見どころも多く、写真を撮りながらゆっくり回ることができます。
年末年始には、12月31日の大祓式・除夜祭、年明けの歳旦祭・新年祭などが行われる年が多く、2024〜2025年も大晦日の夜から元日の未明にかけて行事が続きました。 2026年も基本的な流れは大きく変わらないと考えられますが、行事の時間や内容は年ごとに調整される可能性があるため、直前には公式情報を確認しておくのが安全です。
学業成就のお守りや合格祈願の絵馬はバリエーションも豊富で、午年限定デザインなどが登場する可能性もあります。ここでは「合格しますように」だけでなく、「毎日30分勉強を続けられますように」といった、具体的な行動とセットでお願いごとを考えてみると、後から振り返ったときに自分の支えになってくれるはずです。
2-3. 竹林寺:お寺で迎える静かな新年の魅力
竹林寺は、高知市五台山にある真言宗智山派のお寺で、四国八十八箇所霊場の第31番札所です。本尊の文殊菩薩は「知恵の仏さま」として有名で、学業成就だけでなく、判断力や集中力がほしいときに参拝する人も多いお寺です。境内には国指定重要文化財の本堂・書院、国指定名勝の庭園などがあり、文化財を眺めながら心静かに新年を迎えられます。
五台山の高台に位置しているため、天気のいい日には高知市内や海の方まで見晴らすことができ、初日の出の時間帯に合わせて訪れる人もいます。除夜の鐘や修正会など、年末年始ならではの行事が行われる年も多く、2026年も同様に行事が組まれる可能性が高いと考えられますが、具体的な内容は毎年変わることがあるので、やはり直前の情報確認が大切です。
竹林寺の魅力は、神社のにぎやかさとはまた違う「お寺ならではの静けさ」です。参拝の作法も神社とは少し異なり、賽銭箱の前では拍手はせず、静かに合掌して一礼するのが一般的です。こうした作法は宗派や寺院によって細かな違いがあるため、最終的には境内の案内や住職さんのお話が基準になりますが、「静かに手を合わせる」という感覚を大事にしておくと、まず間違いありません。
心を整えたい人や、「今年は落ち着いて自分と向き合いたい」という人には、竹林寺でのお参りはとても相性がいいと思います。参拝のあと、五台山の展望台や周辺の自然を散歩すれば、2026年のスタートをじっくり味わえるはずです。
2-4. 高知市内から行きやすいその他の神社・お寺ピックアップ
高知市内には、上で紹介した三つ以外にも、地域の人に長く親しまれている神社やお寺が点在しています。規模は大きくないものの、住宅街の中にひっそりとたたずむ社や、通学路・通勤路の途中でふらっと寄れる小さな祠など、暮らしの中に溶け込んだ信仰の場所がたくさんあります。
ホテルや観光案内所では、「2026年高知で初詣におすすめの神社〇選」といった特集パンフレットが配られる可能性もあります。そういった資料を見ると、土佐神社・潮江天満宮・竹林寺に加えて、中心部からバスや徒歩で行きやすい社や、商店街の近くのお寺なども候補に挙がっています。
たとえば「大きな神社でしっかりお参りしたあと、宿の近くの社で最後にもう一度静かに手を合わせてから帰る」といった2段構えの初詣も、なかなか味わい深いものです。観光客として訪れる人にとっても、こうした小さな社を回ることで、高知のふだんの暮らしの空気を少し感じられると思います。
2-5. 夜の初詣か朝の初詣か?時間帯別の楽しみ方
同じ神社・お寺でも、行く時間帯によって雰囲気はかなり変わります。夜の初詣は、灯籠や社殿の明かりが幻想的で、非日常感を味わいやすい時間帯です。大晦日の夜から元日の0時過ぎにかけては、カウントダウンの雰囲気も加わり、お祭りのような賑やかさになります。大きな神社では屋台の灯りが並び、たこ焼きや甘酒の香りが境内を包み込みます。
一方で、早朝の初詣は空気が澄んでいて、人もまだ少なく、静かに手を合わせられるのが魅力です。特に1月1日の早朝は、初日の出と合わせて参拝する人も多く、少し冷たい空気の中で太陽が昇ってくる様子を見ていると、「新しい年が始まったな」と実感できます。
混雑を避けたいなら、大晦日から元日にかけての0時前後と、元日・二日・三日の昼間(10〜15時ごろ)を外すのが鉄則です。土佐神社の混雑目安や潮江天満宮の人出予測を見ても、この時間帯の混み具合は他の時間より明らかに高そうです。
カップルなら、夕方〜夜のライトアップされた境内で参拝して、そのあと夜景スポットや海沿いのドライブへ向かうコースも素敵ですし、家族連れなら、朝〜昼の比較的暖かくて動きやすい時間にさっと参拝し、早めに帰っておせちや親戚の集まりを楽しむ流れが現実的です。自分たちの体力や、翌日の予定も含めて、「どの時間帯なら気持ちよく動けそうか」を基準に選んでみてください。
3. 高知県内の穴場&ドライブ向き初詣スポット
3-1. 混雑が少なめでゆっくり参拝しやすい場所の選び方
「せっかくの初詣だから、ゆっくり落ち着いてお参りしたい」という人にとっては、穴場探しも重要なポイントです。混雑が少なめの場所を探すコツは、観光ランキング上位を少し外してみることです。旅行サイトなどで「高知 初詣 人気ランキング」を見ると、潮江天満宮・土佐神社・竹林寺といった定番スポットが目立ちますが、その下に、小さめながら地元の人に愛されている神社やお寺が続きます。
そうした場所は、アクセスがやや不便だったり、観光用の設備は少なかったりする一方で、参拝の列も短めで、静かな時間を過ごしやすいのがメリットです。須崎市の鳴無神社のように、海に向かって社殿が建ち「土佐の宮島」と呼ばれる景観を持つ神社でも、初詣の人出は市内の大社ほどではないため、比較的ゆったりと参拝できることが多いとされています。
「混雑が少なめ」といっても、まったく誰もいないわけではありません。地域の人たちがふだん通りにお参りしに来る場所が多く、そうした雰囲気の中で参拝すると、「観光地の初詣」とは違う温かさを感じられます。人混みが苦手な人や、ゆっくり写真を撮りたい人には、こうした穴場的な神社・お寺を1つプランに入れておくのがおすすめです。
3-2. ドライブがてら行きたい高知中部〜西部エリアの神社
高知中部〜西部エリアは、海と山の風景がとても豊かで、ドライブ好きにはたまらないエリアです。須崎市の鳴無神社は、浦ノ内湾の奥に建ち、海に向かって社殿がまっすぐ伸びるような独特の景観から、「海に浮かぶ神殿」「土佐の宮島」として紹介されることが多いスポットです。
さらに西へ進めば、四国八十八箇所霊場第38番札所の金剛福寺があります。高知県土佐清水市、足摺岬を見下ろす丘の中腹にある真言宗豊山派の寺院で、境内は約12万平方メートルにもおよぶ大きなお寺です。 四国霊場の中でも特に「修行の道場」として知られており、ドライブがてら訪れるだけでも、太平洋の大きな景色とあわせて特別な体験になります。
こうした中部〜西部エリアの神社・お寺を組み合わせれば、2026年の初詣を兼ねた1泊2日のミニ旅行も十分に計画できます。初日に高知市内で参拝してから須崎方面へ向かい、翌日は足摺方面まで足を伸ばして海を眺める、といったプランは、車があれば現実的なコースです。ただし、海沿いや山道は天候によって運転しづらくなることもあるので、天気予報と道路情報はこまめにチェックしておきましょう。
3-3. 家族連れにやさしい駐車場・トイレ事情のチェックポイント
家族連れで初詣に行くとき、特に気になるのが「駐車場」と「トイレ」です。土佐神社の初詣案内では、正月三が日に第2駐車場・第3駐車場・臨時駐車場などが用意され、合計80〜90台程度のスペースが準備されると案内されています。 でも、ピーク時間帯にはそれでも満車になることもあり、近くの道路が一時的に渋滞することもあります。
事前にチェックしておきたいポイントは次の通りです。
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境内や周辺のトイレの位置(マップで確認できる場合も)
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駐車場から境内までの距離と段差の有無
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ベビーカーや車いすでも移動しやすいルートがあるかどうか
観光サイトや神社の公式ページでは、最近はこうした情報が丁寧に書かれていることが多く、2024〜2025年分の案内を見ても、駐車場の場所や台数、開放時間などが具体的に記載されています。 2026年に出かけるときも、まずは最新の案内をチェックし、「どの時間帯なら比較的止めやすそうか」「混雑しそうならどこで待つか」を家族でイメージしておくと安心です。
子どもは、楽しいときこそ突然「トイレ!」となりがちです。駐車してから境内に入る前に一度トイレに寄る、行列に並ぶ前にもう一度確認する、といった小さな工夫で、当日のバタバタをかなり減らせます。
3-4. フォトスポットとしても楽しい初詣スポット
最近は、初詣の様子を写真や動画で記録して、あとから振り返ったりSNSにアップしたりする人も増えています。高知の初詣スポットにも、写真映えする場所がたくさんあります。
たとえば土佐神社の長い参道と楼門、落ち着いた森の背景は、どこを切り取っても「神社らしい」雰囲気があります。 潮江天満宮では、社殿と楼門、その前に広がる境内のにぎわいが撮影ポイントになりやすく、天神大橋や巨木のクスノキも印象的な写真になります。竹林寺では、本堂や庭園、五台山の景色など、お寺らしい静かなカットを撮ることができます。
海沿いでは、須崎市の鳴無神社のように、鳥居や社殿の向こうに海が広がる構図が有名で、「土佐の宮島」と紹介されることもあります。
撮影するときは、
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周りの参拝者の顔が大きく写りすぎないようにする
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立ち止まる場所がほかの人の通行を邪魔していないか確認する
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撮影禁止・フラッシュ禁止などの表示がないかチェックする
といった基本的なマナーを守りましょう。神様や仏様の前であることを忘れずに、周りの人への配慮を大切にすれば、写真撮影も気持ちよく楽しめます。
3-5. 天気が悪い日でも行きやすい場所・ルートの考え方
お正月の天気は毎年微妙に違います。晴れていれば問題ありませんが、雨や雪、風が強い日には、予定していたドライブコースを無理に決行するのはおすすめできません。特に海沿いや山道は、路面が滑りやすくなったり、視界が悪くなったりしやすいので、天候次第では高知市内の神社や、アクセスが比較的良いお寺へのプランに切り替えるほうが安全です。
市内のスポットであれば、路面電車やバスで移動できるため、傘をさして歩く距離も短くできます。潮江天満宮や土佐神社も、最寄りのバス停や駅からのルートを事前にチェックしておけば、悪天候でも比較的スムーズに動けます。
ルートを考えるときに意識しておきたいのは、
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屋根のある場所がどれくらいあるか(参道、待合所、回廊など)
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階段や石畳が滑りやすくないか
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帰りの公共交通の時刻表(本数が少ない路線は特に)
といった点です。どうしても天候が悪いときは、三が日にこだわらず、少し日をずらして4〜7日あたりに初詣するのも選択肢です。多くの神社・お寺では1月中は「初詣」として参拝する人も多く、授与所も開いていることがほとんどなので、混雑を避けつつ落ち着いてお参りできます。
4. 2026年の高知で初詣をもっと楽しむコツ|グルメ・屋台・周辺観光
4-1. 初詣ついでに寄りたい高知市内のご当地グルメスポット
高知の初詣に行くなら、ご当地グルメも一緒に楽しみたいところです。カツオのたたき、ウツボ料理、田舎寿司、鰹だしが効いたラーメンや鍋料理など、高知ならではの味が市内のあちこちで味わえます。観光サイトでも、高知城周辺やひろめ市場のエリアは、初詣ついでに寄りやすい飲食店街としてよく紹介されています。
土佐神社からの帰りに高知IC方向へ向かい、そのまま市内中心部に降りてきてひろめ市場周辺でご飯を食べるコースや、潮江天満宮の参拝のあとに高知駅周辺や帯屋町アーケードでランチや甘味処に立ち寄るコースなど、組み合わせ方はいろいろです。竹林寺からの帰り道には、五台山の途中やふもとにカフェやレストランがあるので、景色を眺めながら一休みするのも良さそうです。
ただし、お正月は通常営業とは営業時間が変わる店も多く、休業日のパターンもバラバラです。2026年に行きたい店が決まっているなら、事前に公式サイトやSNSで正月営業の情報をチェックしておくと、「楽しみにしていたのに閉まっていた」という残念な事態を防げます。予約が取れるお店なら、早めに席だけ押さえておくのも安心です。
4-2. 屋台はどこに出る?楽しみ方とお金の目安
初詣の楽しみの一つが屋台や露店です。潮江天満宮や土佐神社のような大きな神社では、たこ焼き、焼きそば、フランクフルト、唐揚げ、綿菓子、ベビーカステラなど、定番メニューを中心にいろいろな屋台が出る年が多く、ニュースや観光情報でもその様子が紹介されています。
屋台の価格帯は場所や年によって変わりますが、だいたい1品500〜800円程度が目安です。家族で複数の屋台を回る場合は、「1人いくらまで」とざっくり決めておくと、使いすぎを防ぎやすくなります。小さな子どもがいる場合は、「食べ物は何個まで」「ゲームは何回まで」など、簡単なルールをあらかじめ共有しておくと、お金のトラブルになりにくいです。
屋台を楽しむときのポイントは、
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参拝前の混雑タイミングを少し外す(参拝直前・直後は特に混む)
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小銭や千円札を多めに用意しておく(キャッシュレス非対応の店も多い)
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ゴミの分別や持ち帰りに気をつける
といったところです。最近はキャッシュレス対応の屋台も増えつつありますが、まだまだ現金のみのお店も多いため、2026年も財布の準備はしっかりしておくのが安全です。
4-3. カップル向けの初詣デートプラン例
高知で初詣デートを楽しみたいカップルには、「初詣+景色+グルメ」を組み合わせたプランがおすすめです。たとえば、午前中に土佐神社で参拝し、そのあと高知城周辺を散歩しつつ城下町の雰囲気を楽しみ、昼はひろめ市場でカツオのたたきやご当地グルメをシェア、午後は帯屋町のカフェでゆっくり過ごす…というコースは、無理なく1日を楽しめる定番パターンです。
夜の雰囲気を楽しみたい場合は、夕方から潮江天満宮へ行き、ライトアップされた境内でお参りをしてから、海沿いや五台山方面へドライブして夜景を眺めるという流れも人気があります。五台山からは高知市街の夜景が見渡せるスポットもあり、昼間とは違ったロマンチックな景色を楽しめます。
デートのときに気をつけたいのは、待ち時間と寒さです。長時間行列に並ぶと、どちらかが先にバテてしまうこともあるので、できれば混雑のピークを避けた時間帯を選び、カイロやブランケット、温かい飲み物などの防寒グッズを準備しておきましょう。「寒くなったらすぐカフェに入ろう」といった退避先を決めておくと、安心感もぐっと増します。
4-4. 子ども連れでも安心して楽しむためのポイント
子ども連れでの初詣は、大人だけのときより少し工夫が必要です。人混みが激しい場所では、迷子や転倒のリスクもあるため、「手をつないで歩く」「走らない」といったルールを決めておくことが大切です。
人気の神社では、ベビーカーの扱いも悩みどころです。土佐神社や潮江天満宮は参道も比較的広いですが、混雑する時間帯はベビーカーを押すのが大変になることもあります。 可能であれば、混雑のピークを避けた早朝や夕方に参拝するか、ベビーカーではなく抱っこひもを併用するなど、動き方を少し工夫すると良いと思います。
また、子どもは寒さにも弱いので、防寒対策は大人以上にしっかりしてあげましょう。帽子・マフラー・手袋に加えて、カイロを貼る位置も工夫しつつ、こまめに温かい飲み物を飲ませるのがおすすめです。並んでいるあいだに退屈しないよう、小さな絵本やカードゲームを持っていくのも一案です。
4-5. 初詣の前後に楽しめる観光スポットや温泉アイデア
高知は、初詣と一緒に楽しめる観光スポットが多い県です。市内では、高知城や桂浜、日曜市(開催日が合えば)など、定番の見どころが集まっています。 初詣を午前中に済ませてから、高知城の天守閣に登ったり、桂浜で龍馬像を見たりすれば、「観光と初詣を両方満喫できた」と感じられる一日になるでしょう。
少し足を伸ばせば、温泉施設やスパ付きホテルも選択肢に入ってきます。足摺岬周辺には温泉宿もあり、金剛福寺での参拝とセットで温泉を楽しむプランも人気です。 市内にも日帰り入浴ができる施設がいくつかあるので、冷えた体を温泉で温めてから帰るのも、正月ならではの贅沢な過ごし方です。
2026年のカレンダー次第では、お正月休みが長めになる可能性もあるので、1日は市内の神社で初詣、2日は郊外ドライブ+温泉、3日は市内観光でのんびり、というように、テーマを分けた3日間プランにするのも楽しそうです。
5. 初詣のマナーと準備チェックリスト|2026年を気持ちよくスタートするために
5-1. 参拝の基本的な流れとよくある勘違い
神社での一般的な参拝の流れは、たいてい次のようになります。
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鳥居の手前で一礼してからくぐる
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手水舎で手と口を清める
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参道の中央を避け、少し端を歩く
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拝殿前で一礼し、お賽銭を入れる
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鈴を静かに鳴らす(ある場合)
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二礼二拍手一礼で参拝する
文化庁や神社本庁が紹介している基本作法も、ほぼこの流れに沿っています。細かい作法は神社によって多少違う場合もあるので、最終的には各神社に掲示されている案内板や、神職の方の説明があればそれに従うのが一番確実です。
よくある勘違いとしては、参道のど真ん中を堂々と歩いてしまうことや、手水を省略してしまうこと、参拝後にすぐ背を向けてしまうことなどが挙げられます。中央は「正中」と呼ばれ、神様が通る道とも言われるため、少し端を歩くのが無難です。
お寺では参拝の作法が少し異なり、拍手はせず、静かに合掌して一礼します。竹林寺のような寺院では、賽銭箱の前で手を合わせ、心の中でお願いごとや感謝を伝えるイメージです。 こちらも詳しい作法は寺院ごとに案内があることが多いので、境内の説明板などを確認してみてください。
5-2. 2026年の運気アップを意識したお願いごとの考え方
お願いごとをするとき、あれもこれもと欲張ってしまいがちですが、実は少ない数に絞ったほうが、自分の中で意識しやすくなります。午年・丙午の2026年は、暦や占いの世界では「情熱」「行動力」「変化」などのキーワードが語られる年とされています。 こうした文化的なイメージを参考にしつつ、「今年はどんな一年にしたいか」を自分の言葉にしてみましょう。
お願いごとを考えるときのポイントをまとめると、
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ネガティブな言い方ではなく、ポジティブな表現にする
(×「失敗しませんように」→ ○「力を発揮できますように」) -
できれば具体的な行動とセットでお願いする
(「毎日30分勉強するので見守ってください」など) -
神様まかせにしすぎず、自分も頑張る前提で祈る
という感じです。
また、神社ごとに得意とされるジャンルもあります。学業成就や合格祈願なら潮江天満宮、開運招福・必勝・家内安全など総合的なお願いごとなら土佐神社、心を落ち着けたり知恵を授かりたいときは竹林寺…といった形で、お願いごとに合った場所を選ぶと気持ちの整理もしやすくなります。
5-3. 寒さ対策・服装・持ち物チェックリスト
お正月の高知は、関東や東北ほどではないにせよ、朝晩はしっかり冷え込みます。特に夜中の初詣や、五台山・足摺岬といった海・山のエリアに行く場合は、防寒を甘く見ないほうがいいです。
寒さ対策として用意しておきたいものを、改めて表にまとめてみます。
| 種類 | 具体例 |
|---|---|
| 身につける物 | 厚手のコート、ダウンジャケット、マフラー、手袋、ニット帽 |
| 足元 | 防寒ブーツ、厚手の靴下、使い捨てカイロ(つま先用もあると便利) |
| 便利グッズ | 使い捨てカイロ(身体用)、ブランケット、小さな折りたたみ椅子 |
| その他 | マスク(防寒+人混み対策)、保温性のある水筒、ビニール袋(ゴミ入れ) |
長時間立ちっぱなしになる可能性があるため、靴は歩きやすさ重視で選び、底が薄いパンプスやヒール靴は避けたほうが無難です。
持ち物としては、
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小銭(賽銭・屋台・駐車場など)
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ハンカチ・ティッシュ
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スマホ(地図・連絡・写真用)
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予備のモバイルバッテリー
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もしものとき用の常備薬
などもあると安心です。2026年の初詣も混雑や待ち時間はある程度覚悟しておく必要があるので、「着込みすぎかな?」くらいでちょうどいいと思います。
5-4. おみくじ・お守りとの上手な付き合い方
初詣といえば、おみくじやお守りも楽しみの一つです。おみくじで大吉が出るとうれしいですが、凶や末吉が出るとがっかりしてしまいますよね。ただ、おみくじは「一年をどう過ごすかのヒントが書かれたメモ」のようなものだと考えると、どの内容でも役に立ちます。
大吉なら油断しすぎないように、「こんなところに気をつければ、もっと良くなる」という部分を意識する。中吉や吉なら、「じっくりやればうまくいく」と受け止める。凶や末吉なら、「ここに注意して過ごせば大きなトラブルを避けられそうだ」と前向きに解釈する。大事なのは、おみくじの内容を行動にどう生かすかです。
お守りは、あれもこれもとたくさん持つより、「今年はここを大事にしたい」というテーマに合ったものを、いくつかにしぼるのがおすすめです。学業成就・交通安全・縁結び・健康など、それぞれ意味がありますが、多すぎると自分でも何を願っているのかぼやけてしまいます。
前年分のお守りやお札は、参拝した神社やお寺、もしくは近くの社寺に返納するのが一般的です。初詣のタイミングでまとめて持って行けるよう、忘れずに準備しておきましょう。
5-5. トラブルを避けるための注意点と小さなマナー
初詣は、普段より多くの人が一度に集まる行事です。少しのマナー違反が、大きなトラブルや事故につながってしまうこともあります。2026年の高知で気持ちよく初詣を楽しむために、次のようなポイントを意識しておきましょう。
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列に割り込まない(友達と合流するときも最後尾から)
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参道や階段の真ん中で立ち止まらない(写真を撮るときは端に寄る)
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境内で走らない、大声で騒ぎすぎない
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ゴミは持ち帰るか、指定のゴミ箱に捨てる
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タバコは決められた場所でだけ吸う
また、スマホでの撮影やライブ配信が当たり前になってきた今だからこそ、周りの人の顔や車のナンバーが映り込みすぎていないか、撮影禁止の場所で撮っていないか、SNSにアップして問題ないか、といったことにも気を配る必要があります。
神社やお寺は、観光地であると同時に、地域の人にとっての大切な祈りの場でもあります。小さな気配りを積み重ねることで、自分も周りの人も気持ちよく新年を迎えられますし、「来年もまたここに来たいな」という気持ちにもつながっていきます。
まとめ:2026年の高知で、自分らしい初詣スタイルを見つけよう
2026年は、暦の上では午年・丙午の年です。干支の意味づけはあくまで暦や占いの世界での解釈ですが、「前に進む力」「挑戦」「変化」といったキーワードを、自分なりのテーマとして取り入れてみると、一年のスタートを考えやすくなります。
高知には、そんな年のスタートにふさわしい初詣スポットがたくさんあります。学業成就で知られる潮江天満宮、土佐一之宮として開運招福のご利益が伝えられる土佐神社、静かに心を整えられる竹林寺。さらに、須崎市の鳴無神社や土佐清水市の金剛福寺など、ドライブと合わせて訪れたい神社・お寺も全国的に知られる存在になっています。
混雑を避けたい人は時間帯や場所を工夫し、グルメや温泉、観光も楽しみたい人は、初詣を軸にした1〜3日間のゆったりプランを組んでみるのがおすすめです。お願いごとの内容や参拝の作法、服装や持ち物、マナーまでひと通り準備しておけば、当日は「祈ること」と「その時間を味わうこと」に集中できます。
どこに行くかだけでなく、「どんな気持ちで一年をスタートさせたいか」。この記事が、2026年の高知で自分らしい初詣スタイルを見つけるヒントになればうれしいです。午年の一年が、あなたにとって前向きで実りある年になりますように。


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