青森で厄払いするならどこ?病厄除の廣田神社ほか人気スポットと料金・時期まとめ

青森 厄払い 未分類
  1. ① 青森で厄払いする前に知っておきたい基礎知識
    1. 厄年ってそもそも何?数え年のカンタンな考え方
    2. 男性・女性の厄年表と「大厄」の意味をやさしく解説
    3. 「厄払い」と「厄除け」は何が違う?神社とお寺の考え方
    4. いつ行くのがベスト?正月・節分・誕生日との関係
    5. 青森ならではの厄払い事情(雪・交通手段・混雑しやすい時期)
  2. ② 青森市で厄払いに人気の神社・お寺
    1. 病厄除の守護神「廣田神社」の特徴と厄払いのポイント
    2. 青森総鎮守「善知鳥神社」での厄払いの流れ
    3. 青森港守護神 諏訪神社で厄払いする場合のチェックポイント
    4. 成田山青森分院 青森寺のご祈祷スタイルと申し込み方
    5. 青森市内の厄払いスポットをアクセス・雰囲気で比較
  3. ③ 弘前・八戸・津軽エリアのおすすめ厄払いスポット
    1. 岩木山神社での厄払いと周辺パワースポット巡り
    2. 櫛引八幡宮(八戸市)の厄祓いの特徴と人気の理由
    3. 猿賀神社・高山稲荷神社など津軽方面の注目スポット紹介
    4. 車あり・車なし別「行きやすい厄払いスポット」の選び方
    5. 日帰り小旅行で楽しむ「厄払い+観光」モデルコース(弘前・八戸)
  4. ④ 青森での厄払いの流れとマナー完全ガイド
    1. 予約は必要?当日受付?電話・公式サイトで確認したいことリスト
    2. 初穂料・祈祷料の相場と「のし袋」の書き方・持っていき方
    3. どんな服装がベスト?スーツ・きれいめカジュアル・子どもの服装
    4. 当日の流れを時系列で解説(受付〜ご祈祷〜お札・お守り授与まで)
    5. 自宅に持ち帰ったお札・お守りのまつり方と処分のタイミング
  5. ⑤ よくある疑問Q&Aと厄払い後の過ごし方
    1. 節分を過ぎちゃった…それでも青森で厄払いは間に合う?
    2. いまは県外在住だけど、地元・青森で厄払いした方がいい?
    3. 1年のうちに何回も厄払いを受けても大丈夫?考え方と注意点
    4. 厄払いのあとに意識したい生活習慣・考え方と「気持ちの持ちよう」
    5. オンライン祈祷・郵送祈祷は青森でもできる?問い合わせのコツ
  6. まとめ

① 青森で厄払いする前に知っておきたい基礎知識

青森 厄払い

「今年、青森で厄払いをしたいけれど、どこに行けばいいのか全然わからない。」
厄年や数え年の計算はすこしややこしく、神社とお寺のどちらがいいのか、いつ行けばいいのか、初穂料はいくらくらい用意すれば良いのか…。ネットで調べても情報がバラバラで、かえって混乱してしまうことも多いと思います。

この記事では、青森市内から弘前・八戸・津軽エリアまで、厄払いにおすすめの神社・お寺をまとめて紹介しました。あわせて、「厄年って何歳のこと?」「数え年はどうやって考えればいい?」といった基礎知識から、青森ならではの雪・交通事情、初穂料の目安、のし袋の書き方、服装や当日の流れ、郵送祈祷の活用法まで、実際に行動するときに役立つポイントを一通り押さえています。

「まずは全体像をつかんで、自分に合いそうな場所を1つ決めたい」という人は、このまま読み進めてみてください。読み終わるころには、「今年の厄払いはこの神社(お寺)に行ってみようかな」と、具体的なイメージがきっと見えてくるはずです。

厄年ってそもそも何?数え年のカンタンな考え方

「最近なんだかツイていない気がする。もしかして厄年?」
人生のどこかで一度は、こんなふうに気になったことがあると思います。厄年とは、昔から「体や環境の変化が大きく、トラブルが起こりやすいからいつも以上に気をつけよう」とされてきた年齢のことです。医学的・科学的に「絶対にこの年に悪いことが起きる」という意味ではありませんが、あえてこのタイミングで神さま・仏さまにお参りして、生活や心構えを見直すきっかけにしてきた、と考えるとイメージしやすいと思います。

厄年を考えるときに必ず出てくるのが「数え年」です。数え年は、ざっくり言うと「生まれたとき1歳と数え、その年の1月1日を迎えるごとに1歳加える」考え方です。ただ、これをそのまま日常生活で計算しようとすると少しややこしいので、現代では次のように覚えておくと便利です。

  • その年に迎える誕生日の年齢(満年齢)にプラス1歳したものが、その年の数え年の目安
    例:2025年のうちに満40歳になる人 → 数え年41歳

このやり方だと、誕生日の前でも後でも同じ数え年として扱えるため、厄年の早見表ともズレにくいです。ただし、神社によっては「誕生日を迎えるまでの期間は満年齢+2で数える」など、細かい計算方法を書いているところもあります。

そのため、この記事では全国的に一般的とされる年齢をベースに話を進めますが、「自分が行く神社の厄年表を最終的な基準にする」という意識を持っておくと安心です。「今年は節目の年だから、いつもより丁寧に過ごそう」という心構えができれば、それがいちばん大事なポイントだと考えておくと、あまり神経質にならずにすみます。


男性・女性の厄年表と「大厄」の意味をやさしく解説

厄年の年齢は地域や神社によって多少の違いがありますが、全国的によく使われているのは次のパターンです(すべて数え年・本厄)。

  • 男性:25歳・42歳・61歳

  • 女性:19歳・33歳・37歳

この中でも、男性42歳・女性33歳は特に「大厄(たいやく)」と呼ばれ、仕事や家庭、体力の変化などが重なりやすい年齢とされています。 さらに、多くの神社では「前厄」「本厄」「後厄」と3年間をセットで考え、前後1年も含めて注意したい年として案内しています。

一般的なパターンを、あくまで“よく使われる目安”という前提でまとめると次のようになります。

性別 前厄(数え年) 本厄(数え年) 後厄(数え年)
男性 24歳 25歳 26歳
男性 41歳 42歳(大厄) 43歳
男性 60歳 61歳 62歳
女性 18歳 19歳 20歳
女性 32歳 33歳(大厄) 34歳
女性 36歳 37歳 38歳

善知鳥神社の厄祓い案内や、全国の厄除け情報サイトでも、ほぼ同じ年齢が「一般的な厄年」として紹介されています。一方で、女性の61歳を厄年に含めたり、地域独自の節目年齢を追加している神社もあります。

この記事では、上の表を「全国的に広く使われている標準的な厄年」として利用しますが、実際に厄払いを受ける際は、必ず参拝予定の神社・お寺の厄年表を確認してください。そこに書かれている年齢が、その場所での“公式ルール”です。「大厄だから絶対に悪いことが起きる」というよりも、「体や環境の変化が大きい年だからいつも以上に注意しよう」という心の準備のための目安だ、ととらえると良いでしょう。


「厄払い」と「厄除け」は何が違う?神社とお寺の考え方

ネットで調べると、「厄払い」「厄除け」「厄祓い」など似た言葉がいろいろ出てきて、違いがよく分からなくなってしまいます。一般的によく見られる説明では、

  • 神社で行うお祓い → 厄払い・厄祓い

  • お寺で行うお加持や護摩祈祷 → 厄除け

といった分け方をしているものが多いです。

ただ、実際の現場ではそこまできっちり分かれていません。神社でも「厄除け祈願」と書いているところがありますし、お寺でも「厄払い」をうたっているところがあります。廣田神社のように「病厄除」という独自の言い方をしている神社もあります。

大切なのは、呼び方の違いよりも「何を祈っているか」です。どの言葉が使われていても、基本的には

  • 災いや事故が起きないように

  • 病気やケガから守られるように

  • 心身ともに落ち着いて一年を過ごせるように

ということを祈る行事だと考えて差し支えありません。神社では祝詞(のりと)とお祓いの儀式、お寺ではお経や護摩焚きなど、やり方の違いはありますが、「安心して一年を過ごすためにお願いする」という目的は共通です。言葉の違いにあまりこだわりすぎず、自分が落ち着いて手を合わせられる場所を選ぶのがおすすめです。


いつ行くのがベスト?正月・節分・誕生日との関係

「厄払いって、正月じゃないとダメ? 節分までに行かないと意味がない?」
こんな疑問もよくあります。多くの神社や解説では、「その年のなるべく早い時期、特にお正月から節分ごろ」がひとつの目安とされています。

理由はシンプルで、「一年の始まりに近い時期に祈っておいた方が気持ちの区切りがつけやすいから」です。青森の諏訪神社でも、「厄祓いのご祈願は年中いつでも受けられるが、節分あたりに参拝する人が多い」といった説明をしています。

とはいえ、「節分を過ぎたらアウト」などの厳しいルールはありません。廣田神社の社務日誌にも、「日にちにとらわれすぎず、落ち着いてお祓いを受けられる日を選ぶことが大切」といった趣旨の説明があります。

誕生日との関係も、あまり気にする必要はありません。厄年は「その年の数え年」で見るので、「今年厄年にあたるなら、その年の1月1日〜12月31日のどこかで一度受ければOK」と考える神社が多いです。「どうしても気になるなら、誕生日より前に行く」「誕生日を迎えた区切りで行く」など、自分の気持ちが落ち着くタイミングを選べば大丈夫です。


青森ならではの厄払い事情(雪・交通手段・混雑しやすい時期)

青森で厄払いを考えるときに、ほかの地域と大きく違うポイントが「雪」と「交通手段」です。特に冬から春先にかけての青森市内や津軽・下北方面は、道路の凍結や吹雪による視界不良が珍しくありません。運転にあまり慣れていない人だと、神社までたどり着くまでにヘトヘト、ということもあり得ます。

車で行くなら、スタッドレスタイヤはもちろん必須。時間に余裕を持って出発し、「少しでも怖いと感じたら無理をしない」くらいの気持ちでちょうど良いです。山側にある岩木山神社や高山稲荷神社は、雪の時期は特に慎重に計画しましょう。

一方、青森駅から徒歩圏内の廣田神社や、市街地にある善知鳥神社・成田山青森寺などは、公共交通機関でも行きやすく、雪の日でも比較的安心です。廣田神社はJR青森駅から徒歩約15分と紹介されており、観光サイトでも「アクセスしやすい市内中心部の神社」として取り上げられています。

混雑しやすいのは、やはり元日〜三が日と節分前後。駐車場待ちでクタクタになってしまうこともあるので、可能なら朝早めの時間や、少し時期をずらした平日を狙うのも賢い選択です。雪国ならではの事情もふまえて、「安全第一の厄払い計画」を立てましょう。


② 青森市で厄払いに人気の神社・お寺

病厄除の守護神「廣田神社」の特徴と厄払いのポイント

青森市で厄払いといえば、まず名前が挙がるのが「廣田神社」です。ここは「病厄除守護神」を掲げていることで有名で、公式サイトでは「全国唯一の病厄除守護神」「全国唯一の病厄除祈祷」と案内されています。病気だけでなく、厄年・星厄年・災難除けなど、さまざまな不安をまとめて祈願する「病厄除祈祷」は、青森だけでなく全国から参拝者が訪れるほどです。

2025年11月時点での公式サイトによると、通年のご祈祷は原則として1日数回決まった時間に行われており、個人の初穂料の目安は「1万円からのお気持ち」とされています。社務所の受付時間や、病厄除の詳細な時間割は時期によって変わることもあるため、参拝前に公式サイトをチェックするか、直接電話で確認すると安心です。

廣田神社のポイントは、「厄年に限らず、なんとなく健康やメンタル面が不安なときにも相談しやすい」ところにあります。境内は市街地にありながら静かで、雪の日には鳥居や社殿に雪が積もってとても雰囲気があります。JR青森駅から徒歩約15分というアクセスの良さもあり、「帰省ついでに厄払いをしておくか」と思い立って寄りやすいのも魅力です。

なお、ここに書いた時間帯や初穂料は、あくまで2025年11月時点の情報です。料金や受付時間は変わる可能性があるので、実際に参拝する前に必ず最新情報を確認してください。


青森総鎮守「善知鳥神社」での厄払いの流れ

「青森市発祥の地」ともいわれる善知鳥神社(うとうじんじゃ)は、青森市民にとってとても身近で、初詣やお宮参り、七五三などでお世話になっている人も多い神社です。公式サイトによると、受付時間は9:00〜16:00で年中無休、ご祈祷料は除厄祭や七五三などが6,000円〜と案内されています(2025年11月時点)。

また、ブログやXなどでは、毎年2月を「厄祓い期間」とし、この期間中は厄祓いの初穂料を5,000円〜とする年もあると紹介されています。こうした期間限定の案内は年ごとに変わる可能性が高いので、「今年はどうなっているか」を必ず公式の情報で確認しましょう。

善知鳥神社での流れは、だいたい次のようなイメージです。

  1. 社務所で祈祷申込書に名前・住所・願いごと(厄除け、家内安全など)を記入

  2. 初穂料(のし袋に入れておくと安心)をお渡しして受付

  3. 時間になると、本殿または拝殿に案内されてご祈祷

  4. ご祈祷後、お札やお守り、破魔矢などの授与品を受け取る

市街地にあり、提携駐車場「パーキング善知鳥」を利用すると駐車料金のサービスがあるのも嬉しいポイントです。「青森の氏神さまにきちんと挨拶しておきたい」という気持ちが強い人には、とても相性の良い場所だと思います。


青森港守護神 諏訪神社で厄払いする場合のチェックポイント

青森市の「諏訪神社」は、青森港を見守るように鎮座する神社で、海上安全とともに厄祓いでも知られています。厄年の説明ページでは、「厄祓いは人生の大きな節目にあたる年で、特に男性42歳・女性33歳が大厄とされている」と、わかりやすく解説されています。

公式サイトによると、2025年11月時点での厄祓いの受付時間は、午前9:00〜11:20/午後13:00〜16:30、玉串料(祈願料)の目安は5,000円とされています。ただし、祭事や天候によって時間が変わる場合もありますし、金額も将来変更される可能性があります。実際に行く前に、必ず公式サイトか電話で最新情報を確認してください。

諏訪神社のページでは、「厄祓いのご祈願自体は年中いつでも受けられる」「厄年の期間中ならいつでも大丈夫なので、あまり日にちにこだわりすぎないでほしい」というメッセージも書かれています。「節分をうっかり過ぎてしまった…」という人にとっても、心強い一言です。

港町ならではの開けた雰囲気もあり、「静かに心を落ち着けたい」ときに訪れると、海風と一緒にモヤモヤまで流れていくような感覚になるかもしれません。


成田山青森分院 青森寺のご祈祷スタイルと申し込み方

「どうせなら護摩焚きの炎の前でじっくり祈ってもらいたい」という人には、真言宗智山派の「成田山青森分院 青森寺」もおすすめです。千葉県の成田山新勝寺の分院として、不動明王をご本尊とするお寺で、開運厄除や家内安全、商売繁盛などさまざまな祈願を行っています。

青森寺の公式サイトによると、所在地は青森市栄町1丁目4-24。最寄りのバス停「栄町一丁目」や「堤橋」から徒歩数分の距離にあり、車がなくてもアクセスしやすい場所です。

ご祈祷については、「日程が決まったら事前に電話またはメールで問い合わせを」と案内されており、完全な飛び込みよりも、あらかじめ連絡しておく方が安心です。 2025年11月時点のQ&Aでは、祈祷料は基本5,000円、大きな護摩供は30,000円と紹介されていますが、こちらも将来変更される可能性があるため、「金額は目安」と考え、最新の情報を必ず確認してください。

護摩焚きの炎の前でお経が響く時間は、独特の厳かな空気があります。日常から少し離れて静かに自分を見つめたい人、心のモヤモヤを炎と一緒に手放したい人には、とても良い選択肢になるはずです。


青森市内の厄払いスポットをアクセス・雰囲気で比較

ここまで紹介した4つの場所を、アクセスや雰囲気、祈祷スタイルの面からざっくり比較してみます。数字はすべて2025年11月時点の公式情報や信頼できる解説サイトの内容をもとにした「目安」です。実際に行く前には、必ず各社寺の最新情報を確認してください。

名称 種別 場所・アクセスの目安 ご祈祷の目安(2025年11月時点) 雰囲気・特徴
廣田神社 神社 JR青森駅から徒歩約15分 ご祈祷は1日数回、個人の初穂料は1万円からのお気持ちと案内。要確認。 病厄除守護神として全国的に知られ、「全国唯一の病厄除祈祷」を公式に掲げている。市街地だが境内は落ち着いた雰囲気。
善知鳥神社 神社 青森市中心部・提携駐車場あり 受付時間9:00〜16:00、ご祈祷料6,000円〜。2月の厄祓い期間は5,000円〜と案内される年も。 青森総鎮守。海に近いロケーションで、初詣・お宮参りなど市民に身近な存在。
諏訪神社 神社 青森港近く 受付時間9:00〜11:20/13:00〜16:30、玉串料の目安は5,000円。 港の守り神。厄祓いページの説明が丁寧で、時期について不安な人の背中を押してくれる。
成田山青森寺 お寺 青森市栄町・最寄りバス停から徒歩数分 祈祷料5,000円〜、大護摩供は30,000円(目安)。事前の問い合わせを推奨。 成田山系の真言宗寺院。護摩焚きの炎の前で厄除けを祈るスタイル。静かに座ってお経を聞きたい人向け。

「仕事帰りに立ち寄りやすい場所がいい」「しっかり病気やメンタル面も含めてお願いしたい」「護摩焚きの雰囲気が好き」など、自分の性格や目的に合わせて選んでみてください。どこを選んでも、「ちゃんと手を合わせに行こう」と決めた気持ちそのものが、すでに良い方向への一歩になっています。


③ 弘前・八戸・津軽エリアのおすすめ厄払いスポット

岩木山神社での厄払いと周辺パワースポット巡り

津軽地方で厄払いを考えるなら、弘前市の「岩木山神社」は外せません。津軽富士とも呼ばれる岩木山のふもとにあり、古くから津軽一円の人々に厚く信仰されてきた神社です。参道は杉木立に囲まれ、「奥の日光」と呼ばれることもあるほど荘厳な雰囲気があります。

岩木山神社では、厄除け・家内安全・商売繁盛など、さまざまなご祈祷を受け付けています。最新の案内では、厄除けなど個人のご祈祷料は5,000円程度からが目安として紹介されていることが多く、当日受付でお願いできるケースが一般的です。ただし、祈祷料や受付方法は変わる可能性があるため、公式情報で必ず確認してください。

厄払いと一緒に楽しみたいのが、周辺のパワースポット巡りです。季節が良ければ弘前公園の桜、リンゴ園、岩木山周辺の温泉地などを組み合わせて、「厄払い+温泉+グルメ」の日帰り旅ができます。特に雪が多い冬場は、山道の運転に要注意ですが、春から秋にかけてはドライブコースとしても気持ちの良いエリアです。

境内に立つと、正面にそびえる岩木山が視界いっぱいに広がります。手を合わせながら山を見上げると、自分の悩みや不安が少し小さく感じられるかもしれません。「今年一年、背筋を伸ばして頑張ろう」と思い直すにはぴったりの場所です。


櫛引八幡宮(八戸市)の厄祓いの特徴と人気の理由

南部地方で厄払いをするなら、八戸市の「櫛引八幡宮(くしひきはちまんぐう)」が代表的な選択肢です。南部一之宮として、古くから武運長久・勝負運・開運の神さまとして信仰されてきました。

厄祓いについての案内では、男性25・42・61歳、女性19・33・37歳(数え年)を一般的な本厄とし、その前後を前厄・後厄とする考え方が紹介されています。受付時間は概ね9:00〜16:30ごろ、ご祈祷料の目安は1人5,000円前後とする解説が多く、社務所で申込書を記入して当日受付するスタイルが一般的です(2025年11月時点の各種紹介記事より)。

櫛引八幡宮は、国宝指定の甲冑を所蔵していることでも有名で、公開時期には見学ができることもあります。厄払いのついでに歴史的な文化財に触れられるのも、この神社ならではの魅力です。八戸自動車道のインターチェンジからのアクセスも良く、車での参拝にも向いています。

厄払いを機に、「この一年、勝負どころで踏ん張れるように」と心機一転したい人には、特によく合う神社だといえます。


猿賀神社・高山稲荷神社など津軽方面の注目スポット紹介

津軽エリアには、岩木山神社以外にも厄除けで知られる神社がいくつもあります。その中から代表的な2社を紹介します。

まず、平川市の「猿賀神社」。大きな池と蓮の花に囲まれた美しい神社で、眼病平癒や商売繁盛などのご利益があると信じられています。厄除けのご祈祷も行っており、公式の案内では「個人のご祈祷料は1件7,000円・2件12,000円・3件15,000円」が目安とされています(2025年11月時点)。社務所の受付時間は概ね8:30〜16:30(冬季は9:00〜16:00)で、予約不要・当日受付が基本です。ただし、混雑状況や神事によっては変更がある可能性もあるため、最新情報を確かめてから出かけましょう。

もう一つが、つがる市の「高山稲荷神社」。山の斜面にずらりと連なる鳥居が有名で、写真映えするパワースポットとしても人気です。主祭神は稲荷大神で、五穀豊穣・商売繁盛・海上安全などのご利益があると信じられています。厄除けのご祈祷については、厄除け専門サイトなどで「初穂料5,000円以上のお志が目安」と紹介されることが多く、料金の下限を決めず「お気持ちで」と案内している資料もあります。

どちらの神社も、車があると非常に行きやすく、周辺の温泉地や観光スポットと組み合わせて一日楽しめます。「せっかく厄払いに行くなら、津軽らしい景色も味わいたい」という人は、候補に入れておくと良いでしょう。


車あり・車なし別「行きやすい厄払いスポット」の選び方

青森で厄払いをする時、「車があるかどうか」で選べる場所が大きく変わります。車がない場合は、公共交通で行きやすい青森市内や弘前市街、八戸市街の神社・お寺が中心になります。

たとえば青森市なら、JR青森駅から徒歩圏内の廣田神社、バスで行きやすい善知鳥神社や成田山青森寺などが候補になります。 弘前市街なら土手町周辺の神社・お寺と、バス利用で岩木山神社に足を伸ばすルートも考えられます。八戸市では、中心街や八戸駅からタクシーで行きやすい櫛引八幡宮が代表的です。

一方、車がある場合は選択肢が一気に広がります。岩木山神社や高山稲荷神社、猿賀神社のように、自然豊かなエリアにある神社にも行きやすくなり、「ドライブしながら厄払いと観光」がしやすくなります。ただし冬季は、山道の凍結や吹雪に十分注意が必要です。「少しでも不安を感じたら、日程を変える」「手前の街まで公共交通で行き、そこからタクシーに切り替える」など、安全を優先した判断を心がけましょう。

また、遠方に住んでいてどうしても現地に行けない場合でも、岩木山神社や櫛引八幡宮、猿賀神社などのように、郵送祈祷や代参祈祷を受け付けている社寺もあります。「今年は帰省が難しいけれど、地元の神さまにお願いしたい」という年には、こうした制度も上手に活用してみてください。


日帰り小旅行で楽しむ「厄払い+観光」モデルコース(弘前・八戸)

厄払いは、本来とてもまじめな行事ですが、それだけで一日を終わらせるのはもったいない気もしますよね。せっかくなら、気分転換もかねて小さな旅にしてしまうのもおすすめです。ここでは、弘前と八戸でそれぞれ1パターンずつ、日帰りモデルコースをイメージしてみます。

【弘前コース:岩木山神社+弘前城】
朝、青森市内や弘前駅周辺を出発し、午前中のうちに岩木山神社へ到着。参道をゆっくり歩きながら、冷たい空気を吸い込んで気持ちをリセットします。受付で厄除けのご祈祷を申し込み、岩木山を正面に見ながら手を合わせると、「今年は慎重に、でも前向きに歩こう」という気持ちが自然と湧いてきます。その後は弘前市街に戻り、弘前城公園を散策したり、りんごスイーツやご当地グルメを楽しんだり。時間に余裕があれば、近くの温泉で一風呂浴びて帰るのも良いですね。

【八戸コース:櫛引八幡宮+海鮮・市場散策】
午前のうちに櫛引八幡宮で厄祓いのご祈祷を受け、境内や社殿をのんびり眺めます。国宝の甲冑展示が公開されている時期なら、歴史ファンには特にたまりません。ご祈祷を終えたら市街地へ移動し、昼食は海鮮丼やせんべい汁など八戸グルメを満喫。週末であれば館鼻岸壁の朝市や八食センター、夜なら屋台村も楽しめます。帰りの運転を考えると飲みすぎには注意ですが、「厄払い+おいしいもの」で心身ともに満たされる一日になるはずです。

どちらのコースにも共通して言えることは、「予定を詰め込みすぎない」こと。厄払いの日は、少し早起きしてでも、移動や休憩に余裕を持たせたスケジュールにした方が、気持ちよく一日を終えられます。


④ 青森での厄払いの流れとマナー完全ガイド

予約は必要?当日受付?電話・公式サイトで確認したいことリスト

「いきなり行っても大丈夫なのか」「予約が必要なのか」は、初めて厄払いに行くときにかなり気になるポイントです。これは寺社によって方針が違うので、「ここならこう」と一概には言えません。

例を挙げると、青森市の廣田神社は、ご祈祷の時間があらかじめ決まっていて、事前予約をすすめているスタイルです。一方、猿賀神社や岩木山神社のように、「基本的に予約不要で当日受付」という形を取っている神社もあります。

善知鳥神社は、通常時は9:00〜16:00のあいだ随時受付ですが、1月は予約制と案内されている年もあります。成田山青森寺は、「事前に電話またはメールで問い合わせてください」と明記されています。

このようにバラつきがあるため、次のようなポイントを事前確認しておくと安心です。

  • 予約が必要かどうか(特に1〜2月や大安などの混雑期)

  • 受付時間(何時までに着けばその日のうちに祈祷を受けられるか)

  • 初穂料・祈祷料の目安と支払い方法(現金のみが多い)

  • 付き添いの人数制限(感染症対策などで制限を設けている場合も)

  • 駐車場の有無、提携パーキングのサービス内容

電話で問い合わせるときは、「今年厄年なので厄払いをお願いしたいのですが、予約は必要でしょうか?」の一言で十分です。社務所や寺務所の方が、丁寧に教えてくれます。


初穂料・祈祷料の相場と「のし袋」の書き方・持っていき方

厄払いで一番聞きづらいけれど重要なのが、初穂料・祈祷料の金額です。青森県内の主な神社・お寺を見てみると、個人の厄払いの場合、5,000円〜10,000円くらいを目安としているところが多い印象です。

具体例を挙げると、善知鳥神社では厄祓いを含むご祈祷の基本が6,000円〜、厄祓い期間中は5,000円〜と案内される年もあります。櫛引八幡宮は、各種解説記事で「厄祓いは5,000円程度から」と紹介されることが多く、猿賀神社は「個人のご祈祷料1件7,000円」など、はっきり金額が出ているのが特徴です。廣田神社は「個人のご祈祷は1万円からのお気持ち」と、少し高めに設定されています。

これらはすべて2025年11月時点の目安であり、将来変わる可能性があります。また、同じ社寺でも祈願の内容や授与品のボリュームによって金額が変わる場合もあります。そのため、最終的には「行きたい場所の公式サイトで確認し、不安なら電話で聞く」がいちばん確実です。

のし袋は、コンビニや文房具店で売っている紅白の蝶結びのご祝儀袋で問題ありません。表書きは神社なら「初穂料」または「玉串料」、お寺なら「御布施」「祈祷料」などがよく使われます。迷ったときは「御礼」と書いても失礼には当たりません。下の段にはフルネームを楷書で書き、中にはなるべく折れ目の少ないお札を入れておきましょう。

当日は、のし袋をそのまま社務所や寺務所に渡せばOKです。賽銭箱に入れてしまわないよう注意してください。


どんな服装がベスト?スーツ・きれいめカジュアル・子どもの服装

厄払いに行くときの服装は、「カジュアルすぎず、でもフォーマルすぎなくても大丈夫」というイメージで考えると迷いにくいです。仕事帰りならそのままスーツでも構いませんし、休日なら落ち着いた色合いのきれいめカジュアルが一般的です。

男性なら、シャツまたは襟付きポロシャツにニットやジャケット、チノパンやスラックスなど。女性なら、ブラウスにカーディガン、ロングスカートやシンプルなパンツスタイルなど。派手なロゴや極端なダメージ加工、露出の多い服装は避けておくと安心です。

青森ならではのポイントは、防寒と足元。冬場の境内は、雪や氷でとても滑りやすくなります。ヒールの高い靴や、ソールがツルツルの革靴よりも、防寒性やグリップ力の高いブーツやスニーカーがおすすめです。コートも普通に着て行って問題ありませんが、本殿や本堂に上がるときに脱ぐ場合があるので、脱ぎ着しやすいものだと便利です。

子どもと一緒に行く場合は、「動きやすさ」と「暖かさ」を優先しましょう。きちんと感は、コートや靴、色合いなどで十分出せます。長時間じっとしているのが苦手な子も多いので、少し大きめのサイズで締め付けない服装にしてあげると、本人も親も楽になります。


当日の流れを時系列で解説(受付〜ご祈祷〜お札・お守り授与まで)

厄払い当日の動きは、神社・お寺によって細かい違いはあるものの、大まかな流れはかなり共通しています。ここでは、多くの社寺の案内や櫛引八幡宮の説明を参考に、一般的な一日をイメージしてみます。

  1. 到着〜手水
    余裕を持って到着したら、まずは鳥居をくぐって軽く一礼。手水舎で手と口を清めてから社務所・寺務所へ向かいます。

  2. 受付・申込書の記入
    受付で「厄払い(厄除け)をお願いしたいのですが」と伝えると、申込書を渡されるので、氏名・住所・生年月日・願いごとなどを書き込みます。ここで、のし袋に入れた初穂料・祈祷料をお渡しします。

  3. 待合所で待機
    申込が済んだら、待合所や境内で呼ばれるのを待ちます。一定人数がまとまったところで本殿・拝殿や本堂へ案内される場合が多く、その際に靴を脱ぐところもあるので、脱ぎ履きしやすい靴だとスムーズです。

  4. ご祈祷
    神社では、修祓(お祓い)・祝詞奏上・玉串奉奠などの順番で儀式が進みます。お寺ではお経の読誦や護摩焚きが行われ、「名前と願いごとを読み上げてもらう」場面があることも多いです。全体の所要時間はおおむね20〜30分程度ですが、参加人数や儀式の種類によって前後します。

  5. お札・お守りの授与
    ご祈祷が終わると、一人ひとりにお札やお守り、お神酒、記念品などが授与されます。ここまで終わったら、最後にもう一度本殿や本堂の前で軽く手を合わせ、「ありがとうございました」とお礼を伝える気持ちで一礼して帰ると、気持ちの区切りがつきやすくなります。

最初は流れが分からなくて不安になるかもしれませんが、基本的には係の方が丁寧に案内してくれます。周りの人の動きを見ながら、落ち着いてついていけば大丈夫です。


自宅に持ち帰ったお札・お守りのまつり方と処分のタイミング

厄払いのあとに受け取ったお札やお守りをどう扱うかは、意外と悩みがちなポイントです。でも、基本を押さえておけば難しいことはありません。

お札は、なるべく家の中で明るくて清潔な場所に、目線より少し高い位置でおまつりします。神棚がある家なら神棚に、ない場合はリビングの棚やタンスの上などに、小さな白い布や紙を敷いて立てかけると良いでしょう。向きは南向きか東向きが理想とされていますが、部屋の造り的に難しい場合は、あまり神経質にならず、「落ち着いた場所にまつる」ということを優先して構いません。

お守りは、普段よく使うカバンや財布、車の中など、「守っていてほしい」と思う場所に身につけます。袋の口を開けて中身を取り出したり、勝手に分解したりするのは避けましょう。お守りは「神さま・仏さまとの約束のようなもの」と考え、中をのぞかなくても信頼して預けるのが基本です。

処分のタイミングは、厄払いのお札であれば基本的に「1年」を目安にします。年末や翌年の初詣のときに、受けた社寺に持って行き、「お焚き上げをお願いします」と伝えれば、古いお札として丁寧に処分してもらえます。どうしても同じ場所まで行けない場合は、近所の神社・お寺に相談して受け取ってもらうこともあります。

ゴミとして捨てるのではなく、「一年間守ってくださってありがとうございました」と心の中でお礼を言いながら返納する。その気持ちが何より大切です。


⑤ よくある疑問Q&Aと厄払い後の過ごし方

節分を過ぎちゃった…それでも青森で厄払いは間に合う?

「厄払いは節分まで」と聞いて、気づいたころにはカレンダーが2月後半になっていた──そんな人も少なくありません。結論から言うと、節分を過ぎてしまっても厄払いは十分間に合います。

青森の諏訪神社の案内では、「厄祓いは年中いつでも受け付けている」とはっきり書かれていますし、廣田神社の社務日誌でも「日にちにこだわり過ぎず、心が落ち着くタイミングで受けることが大切」と説明されています。つまり、節分までというのはあくまで「一般的な目安」であって、「過ぎたら意味がない」という決まりではありません。

むしろ、節分後の方が人出も落ち着き、ゆっくりご祈祷を受けられることも多いです。大雪が一段落した春先や、仕事がひと区切りついた時期など、自分の生活に合わせて無理のない日を選びましょう。

どうしても不安なら、「厄払いはもう遅いでしょうか?」と社務所に電話で聞いてみてください。ほとんどの神社・お寺が、「年内であればいつでも大丈夫ですよ」と穏やかに答えてくれるはずです。その一言を聞くだけでも、心がかなり軽くなります。


いまは県外在住だけど、地元・青森で厄払いした方がいい?

「今は東京や仙台に住んでいるけれど、厄払いはやっぱり地元・青森でした方がいいのかな?」
これもよくある質問です。結論からいえば、「どちらでも大丈夫」です。

昔からの考え方では、人が住んでいる土地を守る神さまを「氏神さま」と呼び、その土地の神社にお参りすることが大切にされてきました。今住んでいる場所の氏神さまに厄払いをお願いするのは、とても理にかなった選択です。通勤中や買い物の途中など、日常の動線の中で手を合わせやすい場所でもあるので、「生活を守ってもらっている」という実感も持ちやすいでしょう。

一方で、「やっぱり生まれ育った土地の神社にお世話になりたい」という気持ちも、とても自然なものです。帰省のタイミングで、廣田神社や善知鳥神社、岩木山神社、櫛引八幡宮などに足を運び、家族と一緒に厄払いをする人もいます。

時間や交通費に余裕があれば、「今住んでいる土地」と「地元・青森」の両方でお参りするのも良いですし、どちらか一方だけでも十分です。大事なのは、「ちゃんと手を合わせに行こう」と思った自分の気持ちを大切にすること。どちらの神さま・仏さまも、その気持ちをきちんと受け止めてくれるはずです。


1年のうちに何回も厄払いを受けても大丈夫?考え方と注意点

「厄年だから、できれば年に何回か厄払いを受けておきたい」と考える人もいます。これについては、基本的に「何回受けても問題はない」と考えて大丈夫です。実際、体調を崩してしまったときや、事故に遭いそうになったとき、大きな節目の前後など、複数回ご祈祷をお願いする人もいます。

ただし、回数を重ねることで「効果が倍増する」というものでもありません。むしろ、「不安だからもっと、もっと」と回数を増やしすぎると、その不安に振り回されて心が落ち着かなくなってしまうこともあります。

おすすめなのは、

  1. 厄年の始まりに、しっかりと一度厄払いを受ける

  2. どうしても気になる出来事があったときだけ、改めてお願いする

というスタンスです。「あの事故のあと、改めて無事を感謝しに行きたい」「大きな病気から回復できたので、お礼と今後の無事を祈りたい」といった場合には、追加のご祈祷にも十分意味があります。

回数について迷ったときは、「こういう状況なのですが、どのようにお参りするのが良いでしょうか」と正直に相談してみてください。きちんとした神社・お寺であれば、回数を押し売りするようなことはせず、「ご自身の気持ちが落ち着く範囲で」とアドバイスしてくれるはずです。


厄払いのあとに意識したい生活習慣・考え方と「気持ちの持ちよう」

厄払いを受けると、「これで少し安心した」とホッとする一方で、「じゃあこれからどう過ごせばいいんだろう」と考える人も多いと思います。厄払いは、悪いことをゼロにする魔法ではありませんが、「これをきっかけに生活を整えていこう」と意識を切り替えるチャンスです。

たとえば、次のようなことを意識してみてください。

  • 定期検診や人間ドック、歯科検診をきちんと受ける

  • 青森の冬道では、スピードを控えめにし、タイヤやブレーキの点検をこまめにする

  • 残業続きや夜ふかしが当たり前になっていたら、一度リセットする

  • 無理なローンやギャンブルに手を出さず、少しずつ貯金や保険を整える

  • 身の回りの整理整頓をして、転びやすい場所などの危険を減らす

こうした地に足のついた行動こそが、実は一番力のある“厄よけ”です。厄払いで「守ってください」とお願いしたあとは、「自分でも気をつけます」と行動で示していく。その両方が揃うことで、トラブルを避ける可能性がぐっと高まります。

心の持ちようとしては、「厄年だから何をしてもダメだ」とネガティブに考えすぎないことが大切です。「厄年だからこそ、無茶をせず、慎重にいこう」と一段階ブレーキを踏める人の方が、実際には大きな失敗を避けやすいと言えます。雪国特有の「焦らず、慌てず」の感覚を大切にして、一年を落ち着いて過ごしていきましょう。


オンライン祈祷・郵送祈祷は青森でもできる?問い合わせのコツ

コロナ禍以降、オンライン祈祷や郵送祈祷という言葉を耳にする機会が増えました。青森でも、岩木山神社や櫛引八幡宮、猿賀神社などのように、遠方の人向けに郵送による祈祷やお札の授与を行っている社寺があります。

郵送祈祷の一般的な流れは、おおよそ次のとおりです。

  1. 公式サイトから申込書をダウンロードするか、電話で取り寄せる

  2. 名前・住所・生年月日・願いごとなどを記入する

  3. 初穂料を指定の方法(銀行振込・現金書留など)で納める

  4. 神社・お寺側でご祈祷を行い、お札やお守りを郵送してもらう

問い合わせのときは、「遠方に住んでいて伺えないのですが、郵送やオンラインで厄払いをお願いすることはできますか?」と率直に聞けば大丈夫です。公式サイトに書かれていなくても、個別に対応してくれる場合もあります。

書類を送るときや振込をするときは、控えを必ず手元に残しておきましょう。何かトラブルがあったときに確認しやすくなります。

距離や体調、仕事の事情などで現地に行けない年もありますが、それを理由に「今年は何もしない」とあきらめてしまう必要はありません。今の時代ならではの方法を上手に使いつつ、自分なりの形で「一年の無事」を祈ってみてください。


まとめ

青森で厄払いをしようと思ったとき、「そもそも厄年って何歳のこと?」「どこへ行けばいい?」「いつまでに行かなきゃダメ?」と、分からないことだらけに感じるかもしれません。ですが、ここまで見てきたように、厳密な“正解”がひとつだけあるわけではありません。

厄年や数え年はあくまで「人生の節目を意識するための目安」であり、厄払いは「一年を安全に穏やかに過ごせますように」とお願いするための行事です。青森市内だけでも、病厄除守護神として知られる廣田神社、青森総鎮守の善知鳥神社、港町の諏訪神社、護摩祈祷の成田山青森寺など、性格の違うスポットがたくさんあります。津軽・南部まで視野を広げれば、岩木山神社、櫛引八幡宮、猿賀神社、高山稲荷神社など、自然と歴史を同時に味わえる場所も豊富です。

大切なのは、「自分と家族にとってしっくり来る場所」と「無理のないタイミング」を選ぶこと。雪や交通事情を考えながら安全第一で予定を立て、初穂料や服装、当日の流れも事前にイメージしておけば、当日は落ち着いてご祈祷に集中できます。終わったあとは、健康診断や生活リズム、運転やお金の使い方など、日々の行動を少しずつ整えていくことが、本当の意味での“厄よけ”につながっていきます。

今年、青森で厄払いを考えているなら、この記事をきっかけに、まずは気になる神社・お寺を一つ選んでみてください。あとは電話一本と、ちょっとした準備だけ。雪国ならではの澄んだ空気の中で手を合わせる時間が、きっと一年の心強いスタートになってくれるはずです。

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